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概要

Dental Products News227

デジタル化により模型やゴミ、スタッフの手間が軽減できる弘松美紀先生入谷ひろまつ矯正歯科クリニック東京都台東区Trophy3DI PROαInterview新規開業にあわせて光学印象スキャナー『トロフィー3DIプロα』を導入。15.6坪の診療室いかに置き場所等をスリム化できるかがカギだった。2017年7月都内のテナントビル1Fに15.6坪にユニット3台で開業しました。いかに圧迫感がなく快適で機能的であるか、しかも安らぎのある空間に設定できるか、レイアウト、パーテーションの形や壁紙などさまざまな点にこだわりました。その中でも重要視したのがストック場所です。材料・模型・カルテと、ゴミの置き場所、これらをいかにスリム化できるかを徹底的に追求し新規開業に合わせて『トロフィー3DIプロα』を導入しました。光学印象によってデジタル化することで、印象材や石膏の在庫場所、医療廃棄物の削減、模型の石膏や保管場所などあらゆる点で軽減できました。模型のデジタル化も問題なく診断可能。矯正歯科において模型は重要な診断用ツールです。これまで実際に手を動かしながら、模型に触れて咬合の問題、幅径やディスクレパンシーなどの計測をしてきたため、デジタル化に当初、戸惑いがあったことも事実です。現在も顎関節の問題を含むケース等では、模型を作製し咬合器へ装着しておりますが、当院のほとんどのケースは『トロフィー3DIプロα』で読み込んだデータからのデジタル模型で十分な診断が可能です。「どこで嵌合しているのか?」「オーバージェットの状態」など、あらゆる方向から診断も可能です。咬合を2パターン記録することでCO-CRのズレを確認することも可能です。また、『オシリス3Dセファロ』のCT画像とデータマッチングすれば、皮質骨や上顎洞の様子、切歯管や歯根の方向などと合わせた顎骨内のデータを含めた診査・診断が可能です。さらには、『トロフィー3DIプロα』のSTLデータをバーチャル咬合器や顎運動機能などのソフトと連携することもでき、装置作成のための模型としてSTLデータと技工指示が送付できるなど、ME機器の進化を実感します。患者さんへの情報提供にも使用矯正に興味を持ってくれるようになった。『トロフィー3DIプロα』はリアルな画像で表現されるため、患者さんが「興味を持ってくださる」ことが利点です。また、プリント『トロフィー3DIプロα』は先端のチップが滅菌可能なため清潔に使用できる。アウトして患者さんに情報提供することも簡便なため、親御さん方に矯正の必要性や将来性などを把握していただきやすくなりました。将来は、矯正治療後に補綴物を白くしたいなどの要望に応じた『トロフィー3DIプロα』の活用ができればと考えています。スタッフの働き方改革にも従業員の労働基準法が注目されるなか、家庭と仕事を両立できる環境づくりが求められています。『トロフィー3DIプロα』は印象採得や石膏注入などの作業、院内やシンク周りの清掃、在庫管理などにかかる手間や時間が軽減でき、医院スタッフのこれからの仕事の仕方を象徴した製品であると考えています。小児患者も十分にスキャニングが可能。印象材の不快感などもないため、患者さんからは好印象。舌側面観像咬み合わせの状況など、360度回転させて診査・診断ができる。4 Dental Products News 227