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概要

Dental Products News227

当院の患者層を考えると『トロフィー3DIシステム』が最適だった田岡法一先生のりファミリー歯科宮城県仙台市Trophy3DI SystemInterview高い精度でクラウン作製ができる。CADの簡便さと精度が決め手だった。保険適用できるから多くの患者さんがCAD/CAM冠を選択される。勤務医時代にCAD/CAMを使用したこともありましたが、精度の点からまだまだという印象を持っていました。しかし先進機器は日進月歩、ここ数年でその精度はぐっと高まったように実感しています。『トロフィー3DIシステム』を導入した理由は、CADソフト『リストア』のデザインの簡便さでした。オートマージン機能でマージンラインの設定は自動的に行われ、ちょっとした修正だけで済むソフトの性能が気に入りました。また当院は主婦層やビジネスマンが多いため、ロングスパンブリッジやインプラントまで対応できる高性能で高額なCAD/CAMよりも、単冠を中心に活用でき、リーズナブルに導入できるタイプが良いと考えていました。まさに『トロフィー3 D Iシステム』と『トロフィーカム』の組み合わせが当院に最適な機器でした。今や小臼歯のハイブリッドレジンCAD/CAM冠は保険適用ですので、審美性・生体親和性や強度など多くの点でメリットのあるCAD/CAM冠を大勢の患者さんが選択されています。また大臼歯においても小臼歯の「ついで」としてCAD/CAM冠を望まれる方が増えてきたように思います。形成、スキャニングからセットまで数時間ですから、小さいお子さんのいらっしゃる方や忙しいビジネスマンにとって、通院回数が1回減らせることも大きなメリットだと思います。さらにはセットが同日中に可能ですので、仮歯の作製・脱離等による二次感染・歯の移動などの懸念や手間がなく、補綴物がそのままセットできるという点も術者にとっても大きなメリットです。破折や脱離もない。勤務医時代に体験したCAD/CAMの精当院は『トロフィー3 D Iシステム』と『トロフィーカム』の組み合わせで活用している。度の低さは、もしかしたらCAD/CAMの特性を知らずに自身の形成が良くなかったのではないか?と反省しています。アンダーカットや角ばった形成はCAD/CAM冠には不適切です。特別な形成技術は必要ありませんが、厚みや丸みを意識した丁寧な形成が求められると思います。前歯の場合には必ず歯肉圧排を行いますが、『トロフィー3DIシステム』は臼歯で縁下0.5mm程度であれば十分マージンラインを読み込むことができますので、必ずしも圧排をする必要はなく、より簡便に正確なマージン精度が出せるようになったと実感しています。すでに『トロフィー3DIシステム』を導入して3年が経ちますが、破折や脱離などもなく安心して使用できることを実感しています。ソフトウェアはアップデートで精度が上がっている。現在、補綴適合精度は±25μm。しかも20分でこの精度が出る。形成終了後。審美的にも満足ができるクラウンが保険でカバーできる。マージンにおいても全く問題ない。Dental Products News 227 3