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概要

Dental Products News227

図1日々の臨床で、ほとんどの症例を直接法レジンコアにて支台築造を行なっており、複数のコア材を今まで使用してきたが、ウンで修復する際にはメタルコアではなくレジンコアを用いるのが有効であるが、支台歯の変色によっては必ずしも理想的にルクサコアZ-デュアル↑オートミックスタイプ←スマートミックスタイプルクサコアZ-デュアルは操作性も良く、何より形成時の感触が他のコア材と比べて天然歯に近く快適である。今回の症例のように前歯をオールセラミックスクラ仕上がらない場合もあるので、術前の診査診断と患者とのコミュニケーションが重要となる。症例240歳/男性図13前装冠脱離時の口腔内写真/脱離時レントゲン(コンピュレイスキャン画像)。40代男性。当院にてメインテナンスを行なっていた患者。上顎左側側切歯前装冠脱離。セラミックでの修復を希望された。歯根の変色は黒くディスカラーレーションが見られるが、患者はロースマイルであった。図14図15診断用ワックスアップ。診断用ワックスアップを用い患者へ説明。患者、歯科技工士と情報の共有を行なった。感染根管治療後図16図17支台築造。メタルコアを除去し、感染根管治療の後にファイバーポスト、ルクサコアZ-デュアル(A3)を用い支台築造を直接法にて行った。プロビジョナルレストレーション図18シェード採得図19図20形成/印象時。プロビジョナルレストレーションにて形態と歯肉のコントロールを行い、縫合糸とシュアコード#000にて歯肉圧排を行い印象採得。シュアコードは操作性・機能性にも優れており、症例によって#000、もしくは#00を頻用している。ジルコニアにポーセレン築盛のファイナルレストレーションへ移行した。DT:菅野雅人(miyabi)Dental Products News 227 21