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概要

Dental Products News227

口腔内清掃状態測定器を活用するキャンブラ当院におけるCAMBRA TMシステムの実践宮城直己みやぎ歯科/福岡県北九州市開業図1CAMBRA TMシステム図2CAMBRA TMカリエスリスク評価フォーム疾患指標●ホワイトスポット●3年以内の修復●エナメル質病変●象牙質う窩う蝕の進行リスク因子●悪玉菌●唾液が少ないこと●食習慣(不良)防御因子●唾液●シーラント●抗菌剤●フッ化物●効果的な食習慣う蝕回避米国UCSFのフェザーストーン教授が提唱されたCAMBRA TMは、「脱灰と再石灰化のいずれが優位であるかによってう蝕リスクを評価する」というシステムである。※UCSF:カリフォルニア大学サンフランシスコ校図3検査の様子対応策について上段は過去から現在のう蝕についての項目。中・下段は対応策についての項目。下の段を重要視することでう蝕リスクが低減できることを患者に説明する。図4過去の口腔内の状態カリスクリーン数値を記載プラークスコアカリスクリーンはわずか15秒で検査結果が出るため簡便にスクリーニングができる。カリスクリーンで高い数値が出た方のみ、唾液検査を行い細菌の種類を特定している。プラークスコアは83.7%すでにう蝕の進行が見られる状況。図5カリスクリーン症例1図6う症蝕例リスクはハイリスク1カリスクリーンは細菌数を検出するもの。当院では全員の患者にカリスクリーンでの検査を紹介している。う蝕リスクは、ハイリスクであることが判明。【対策】・グルコン酸クロルヘキシジン使用・食生活指導・1日2回フッ化物配合歯磨材の使用14 Dental Products News 227