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概要

Dental Products News226

はインプラントのポケット内におけるプラークの除去です。ポケット内のプラークの除去に必要な器具の条件はインプラント本体、補綴物および歯肉を傷つけないことです。その点でインプラントスケーラーJは、ブレード部が鋭利に加工されていないので安心してプラーク除去ができます。しかもインプラントと同じ材質の6-4チタン(クラス5チタン)を使用しており僅かにインプラント本体より柔らかい設定になっています。経験値の高い歯科衛生士でプラスチックスケーラーを使っていた方にはより大きな違いを感じることができるのではないかと思います。そして、このインプラントスケーラーJは日本人のためにブレードを薄くしており、そのラインナップも豊富なので自分の使いやすいタイプを選ぶことができます。また、グリップが太いので握りやすく長時間使用しても疲れが少なくてすみます。インプラントの補綴物は天然歯と比べ当然違う形をしているので、最初クリーニング前にX線画像でおおまかな補綴物の形を把握することから始めます。その形が把握できたら歯肉のポケットの深さをはかりますが、4mm以上あるようであれば麻酔が必要になります。また、ポケット測定時に出血があるようであれば「インプラント周囲粘膜炎」ですからよりディープなクリーニングが必要になります。排膿があったりX線画像上での骨吸収が2mm以上あれば「インプラント周囲炎」ですから、この場合は外科処置が必要になってきます。ただし、外科処置前には術前のクリーニングが必要なのであらゆる場合にインプラントスケーラーJによるクリーニングは必要になるわけです。理想的には歯肉縁下のクリーニングでこのように骨の状態も安定し歯槽硬線がみられるようになればいいのですが極稀な症例と言っていいでしょう。ただし、骨の状態が安定しX線画像上で確認できるまでは1年くらいかかります。この症例は1年半後の状態です。図16~19最遠心部位がインプラントですがインプラントスケーラーJは、日本人のためにブレードを薄くしておりラインアップも豊富なので最遠心部位でもとても使いやすい。またグリップが太いので握りやすく長時間使用しても疲れが少なくてすみます。歯肉のダメージが最小限ですむので術後の疼痛も少ないのが特徴です。図12~15キュレット型のスケーラーはあらゆる方向にブレードを向けることができるのでとても小回りがききます。しかも動きがスムーズなのでプラーク除去に大きな効果を発揮します。図8~11症例5症例4症例3D e n t a l P r o d u c t s N e w s 226 21