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概要

Dental Products News224

! ! !の現状とリスク、う蝕や歯周病の病因論を理解できるようにキャンブラCAMBRA TMなどのリスク評価に基づくう蝕管理法を用いてわかりやすく説明する。そして今までなぜう蝕や歯周病になってしまったのか?患者と一緒に考えながら、食習慣の改善、適切な清掃用具とブラッシング方法、必要な予防処置について話し合う。自分の現状とリスクを理解し「改善したい」「良い状態を維持したい」という意識が高まった患者の多くは、クラプロックス歯ブラシ・歯間ブラシの性能の良さを知って、磨き心地を実感するととても喜んでくださり、「少し値段が高くても使いやすくて気持ちが良いから」と、継続して使用されてプラークコントロールが改善し、良い状態を維持されている。図3菌の測定ミュータンス菌:Class 3ラクトバチラス菌:Class 2図4う蝕のリスク評価う蝕リスク検査結果ID:◯患者氏名:◯◯◯検査日:平成28年10月◯日新百合ヶ丘南歯科歯科衛生士杉山疾患指標:既にあるう蝕(1つ以上当てはまるとハイリスク!)あなたの検査結果当てはまる項目に!視診、またはレントゲンで確認可能なう窩(象牙質う蝕)+!レントゲン上で確認出来る隣接面う蝕(エナメル質う蝕)+!歯面上のホワイトスポット(1歯以上)+!3年以内の保存修復治療-リスク因子:う蝕を進行させるリスク要因唾液分泌量が少ない(2.5ml/5分以下)ml/5分唾液分泌を減少させるような要因(放射線治療・服薬・全身疾患など)-日に3回以上の間食+!視診可能なプラーク+!深い小窩裂溝(1歯以上)+!根面露出(1歯以上)-矯正器具の装着-ミュータンス菌(SM) class1以上!ラクトバチラス菌(LB) class1以上SM : class!LB : class3!2!Class 1 2 3 4 Class 1 2 3 4患者に口腔内の状況と齲蝕の病因論をわかりやすく伝える手段として、ほぼ全ての患者に唾液検査を行っている。患者自身に自分のう蝕・歯周病のリスクを理解してもらうために、検査結果を資料として作成する。う蝕のリスク評価はCAMBRA TMの考え方に基づいて行っている。CAMBRA TMを用いると、具体的なう蝕予防方法が患者にもわかりやすい。防御因子:う蝕を予防する要因唾液分泌量が多い(5.5ml/5分以上)9 ml/5分!日に1回のフッ化物配合歯磨き粉使用+!日に2回以上のフッ化物配合歯磨き粉使用+!0.05%以上のフッ化物洗口液使用-歯科医院における過去6か月以内のフッ化物歯面塗布-キシリトールガム(シュガーフリー)の使用(4回/1日×6ヶ月以上)-過去6ヶ月以上のカルシウム及びリン酸配合歯磨剤使用-リスクレベルエクストリームハイミドルロー必要なセルフケア飲食習慣の改善フッ化物の使用キシリトールの使用3 4 3※医院でカスタマイズしたものを使用図7ヘッドの比較図8クラプロックス術者磨きでの体感一般的な歯ブラシクラプロックス歯ブラシ術者磨きの様子を動画でCheck!CS5460(右)はヘッドの横幅が広いためヘッドが大きく見え、臼歯部が磨きにくいのではと感じたが、実際はヘッドの厚みは市販のコンパクトヘッド歯ブラシ(左)と比較してもほぼ同じで薄く、ハンドルに適度なカーブがついており、大臼歯も磨きやすい。まずは術者磨きをして、毛先が歯頸部にしっかり当たる気持ち良さを体感していただく。クラプロックスは多くの毛先がぴったりと歯面に当たり、効率よくプラークを除去できている実感がある。図11クラプロックスを使用してプラークコントロールが改善した症例/27歳男性図12再来院時多数歯にう蝕、歯肉炎が見られ、PCR70%、間食も多くCAMBRA TMのう蝕リスク評価ではハイリスク。資料作成・カウンセリングを行い、食生活の改善、キシリトールやフッ化物の使用と併せてクラプロックスCS5460の使用を提案した。術者磨きを行って適切なブラッシング圧と毛先が歯頸部に当たる感覚を体感していただいた。再来院時、PCR19.8%に改善。クラプロックスを使用した感想は、磨き心地が気持ち良く使いやすいとの事。この時点ではまだ細かな磨き方の指導はしていないが、適度なハンドルの角度とヘッドの横幅が広いことで歯頸部に毛先が当たりやすく、歯肉を傷つけずに歯頸部のプラークを除去できている。患者の口腔内への意識が向上し、規則正しい食生活やフッ化物洗口が習慣となっている。Dental Products News 224 21