ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

Dental Products News224

ていないため、成分を気にされる方にも自信を持ってお勧めできる製品である。使用手順は、?ジェルを1.5センチほど人差し指に出して、両方の指先に分ける。?両指を口腔内に入れ、筋肉を伸ばしながら粘膜全体にジェルを広げる。この際、歯肉にジェルをつけるのではなく、粘膜側につけるのがポイントである。粘膜側に塗布することで、筋肉の硬く凝った部分や、緊張のある部分(特にオトガイ部)を探すことができる。ガムマッサージを行う際も同様に、歯肉ではなく粘膜に塗布して伸ばす。口を閉じると、粘膜についたジェルが歯肉にも付着するため、わざわざ歯肉に塗布する必要はない。?ジェルを口腔内全体に塗布したあとは、筋肉の硬い部分を中心に、ゆっくり圧をかけて伸ばしていく。指先ではなく、指の腹を使うことで、痛みを与えずに口腔内の筋肉をしっかり伸ばすことができる。口蓋腺以外の唾液腺は、筋肉に裏打ちされており、筋肉を動かすことで唾液腺が刺激されて唾液が分泌される。従って、施術時間は10分程度が適当である(図4~6を参考)。ガム&口腔内のマッサージ法は、適切な圧で行えば、非常に気持ちよく、施術中に寝てしまうほどのリラクゼーションを得られる。施術後には口腔周囲筋の可動域が広がり、顎関節の痛みがなくなったという感想を多くいただき、リピーターも多い(筋肉由来ではなく、顎骨の痛みの場合には変化は見込めない)。患者に非常に喜ばれる内容だが、筋肉の位置、指の当て方や力加減などが重要になってくるため、正しく学んだうえで臨床に役立ててほしい。図7マッサージ後図8マッサージの指導1顎関節症の痛みが緩和されると、施術後の会話も弾む。口腔内マッサージ法の習得を希望する歯科衛生士は多い。図9マッサージの指導2図10オーラルピースジェルについての指導正しい手技の習得には時間と練習が必要。受講生からもジェルの評価はよい。図11表情筋のマッサージ図12マッサージの指導DVD口腔内のみではなく、口腔外からのマッサージも行なっている。DVDで手技を学ぶこともできる。※(株)ETERNAL SMILEホームページ(http://www.eternal-smile.jp/)からお問い合わせください。患者さん・受講者の許諾を得て掲載しています。Dental Products News 224 19