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により380Mpaという最強クラスの圧縮強度をもつ製品であり、しかも曲げ弾性率が9.3MPaと、しなやかさも兼ね備えている。そのため従来のレジンコア材料よりも明らかに象牙質に近い切削感が得られる。また物性としては適度な流動性があるが垂れにくく、非常に操作性が優れており、デュアルキュアタイプのため根管内への填入からコア部の築盛に至るまで同一の材料のみで完了する。もう一つの特徴としてルクサコアZ-デュアルには3色のシェード(A3・ライトオペーク・ブルー)が用意されている。症例3:経過観察のための仮コア作成◎54才男性臨床の中で長期にわたり最終補綴装置を装着することができず、残根状態のままで経過観察をしなければならないことがある。例えば根尖病変が大きく経過をみる必要がある場合や、矯正治療中のために歯軸や歯冠の高さや形態を決定することができない場合などである。その際に仮コアを作成するが、最終的に除去する必要があるため、ルクサコアZ-デュアルブルーを使用することにより歯質との境界が明瞭であり、除去の際に非常にわかりやすい。図16図1754才男性。1の動揺と審美障害を主訴に来院。歯質が崩壊し、スペースも不足している。1は骨縁下カリエスのため保存不可能と診断した。矯正によりスペースを確保し、舌側転移していた5を移植し、ルクサコアZ-デュアルブルーにて支台築造を行った。図18デンタルX線写真。術前(左)移植後(中)支台築造後(右)図19支台歯の位置が決定するまでは、クリアランスの量や歯軸・歯冠形態が決まらないため暫間コアとしてのブルーのレジンコアは非常に有用性が高い。Dental Products News 221 5