Dental Products News222

Dental Products News222 page 6/28

電子ブックを開く

このページは Dental Products News222 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Dental Products News222

ドイツDMG社支台築造材料ルクサコアZーデュアルの活用ルクサコアZ-デュアルの活用法カリエスや外傷などにより歯冠部が大きく損なわれた歯牙の修復において、根管治療を行ったうえで補綴修復を行わなければならない。当院では歯冠崩壊の程度が大きければメタルコアによる支台築造を行うことが多いが、歯質が4壁ないし3壁残存している場合や、金属アレルギーの既往があるケースに限り、ファイバー補強接着レジンコアにより支台築造を行っている。しかし、従来の支台築造用レジンは切削時に思わず削りすぎてしまい、再度築造をやり直すことがあったり、機能時のコア部の破折により結果的に二次カリエスや歯根破折の原因となる不安があった。ルクサコアZ-デュアルはジルコニア含有症例2:小臼歯のCAD/CAM冠による修復◎63才女性平成27年より小臼歯においてCAD/CAM冠が保険適応となった。当院ではたくさんの補綴修復材料の選択肢と利点欠点の情報を患者に説明し、患者に選択をゆだねている。患者が望めばCAD/CAM冠による補綴修復も行う。しかし支台の色の影響を受けるため、内部がメタルコアである場合、セメントをオペーク色のものを使用しても全体に暗いイメージの修復となってしまう。写真はルクサコアZ-デュアル(ライトオペーク)使用による支台築造と保険適応のCAD/CAM冠による修復である。図11400圧縮強度(Mpa)150曲げ強度(Mpa)根管内への?入コアの築盛200380Mpa 300Mpa50150Mpa120Mpa0ルクサコアZ-デュアル0DMG従来品ルクサコアZ-デュアル圧縮強度と曲げ強度DMG従来品圧をかけると流れる流動性築盛時はタレにくいルクサコアZ-デュアルの特性。ジルコニア含有により380Mpaの圧縮強度と150Mpaの曲げ強度を誇る。また物性として適度な流動性があるが垂れにくく、非常に操作性が優れている。図12図1363才女性。5の自発痛を主訴に来院。以前のカリエスが深く歯髄炎を起こしていた。図14根管治療終了時の状態。3壁性に歯質が残存している。レジンコアで十分対応可能である。図15ルクサコアZ-デュアルライトオペークにて築造し、支台歯形成を行った。保険適応CAD/CAM冠を装着した状態。補綴物の選択は患者にゆだねている。4 Dental Products News 222