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Dental Products News222

使うと便利！アイオノジットベースライナー新しいチップで益々臨床の幅が広がった吹譯景子ふきわけファミリア歯科?福岡県三井郡開業勤務医時代から使用。信頼性の高い材料と実感。MI時代にあったチップ形状。乳歯から成人まで幅広く活用できる。今回『アイオノジットベースライナー』に新しい「スタンダードシリンジ」が加わり、より臨床応用の幅が広がりました。『アイオノジットベースライナー』は、グラスアイオノマーとコンポジットレジンの性質を合わせもった製品として開発され、フッ素徐放性があり、生体親和性が高いことに加え強度があるため脱離しにくいというハイブリッドな特長があります。実際、私も勤務医時代から裏層材として使用し、安心感、信頼性の高い材料として日常臨床に活用してきました。また、ダイレクトシリンジで直接填入できるため練和の必要がなく、チェアタイムの軽減や小児の治療に適していると実感しています。『アイオノジット』が日本で紹介されたのは22年ほど前のようですが、当時と比べて大きく変わったのはMI治療の普及ではないでしょうか？ダイレクトシリンジは、窩底に一層を引く際や積層充填に効率的でした。しかし、なるべく歯質を残して窩洞形成した際や、小児には少しチップが大きいのではということも実感としてありましたが、今回「スタンダードシリンジ」が発売されたことで、より臨床の幅が広がったように思います。窩洞が小さかったり、アンダーカットがあったりするような場合にも量を調整しながら充填が可能になりました。『家族のような親しみをもって、末永いお付き合いができるような歯科医院』『お子さんからお年寄りまで、歯科治療を通じて体も心も健康に』を目標にしています。特に小児治療では、歯科恐怖症の大人にならないよう怖い思いをさせず、お子さんのペースに合わせて治療することが大切だと考えています。そのためには短時間で簡単に、しかも確実な治療が重要です。『アイオノジットベースライナー』は、乳歯の充填材料としても有効です。また成人の方には裏層材として、インレー装着の前処置の接着性を高める効果を期待してなど、日常臨床に欠かせない材料として使用しています。図1図2ダイレクトシリンジチップ画像スタンダードシリンジ図3「アイオノジットベースライナー」。ダイレクトシリンジタイプのため、窩洞に一気に充?できる。図4今回新しく加わった「アイオノジットベースライナースタンダードシリンジ」。細いチップがⅡ級窩洞や小さな窩洞にも適用しやすい。口腔内画像20代の男性。アイオノジットにて覆罩し、CRにて形態回復した症例。デンタルでもアイオノジットとCRの境がはっきりと分かり、万一の再治療時にも判別しやすい。ED間のカリエスが歯髄に近接していたため、「アイオノジットベースライナースタンダードシリンジ」で裏層してCR充?した症例。色調も自然である。2 Dental Products News 221