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咬合採得材料ルクサバイト・オーバイトを活用する精密な咬合採得を行うために今井俊広今井歯科クリニック?鳥取県米子市開業上下顎歯の咬合関係の記録は、修復治療において欠くことができない手順です。そして、その咬合採得の記録が正確でなければ、歯科技工士さんがどんなに精密に製作した補綴物であっても、口腔内試適時の調整において、歯科医師はかなりの時間を調整に費やしてしまうか、再製作の可能性があります。咬合採得の不備は、わが身にふりかかってくる!ということです。昨今、色々なバイト材が存在しています。それゆえに、使用しているバイト材の特徴を理解し、適正に使用する必要があります。今回紹介する「ルクサバイト」「オーバイト」は日常臨床で精密な咬合採得が可能です。「ルクサバイト」は「オーバイト」と比較すると硬く、さらに変形が少ないとされており、より精密な咬合採得が可能です。オーバイトはショアA硬度(ゴムの硬度測定基準):93、ルクサバイトの硬度はショアD硬度(プラスチックでの測定基準):69です。以上からルクサバイトはオーバイトより硬度が高いことがわかります。症例1/ルクサバイトクラウン製作に使用図1図2図36部インプラント補綴の印象後、咬合採得へと進む。咬合採得。ルクサバイトを咬合面に注入する。ルクサバイトが歯間部に入り込まないようにする。図4図5図6右側方チェックバイト採得。ルクサバイトは操作性がよく、チェックバイトにも有効である。左側方チェックバイト採得。高い硬度を有するため、歯科用バーでトリミングする。図7図8図9ルクサバイトを石膏模型に装着し、上下の模型を咬合器に装着する。高精度で上下の咬合状態が再現される。この模型で補綴物を製作。補綴物を試適。咬合採得の精度がよいと、口腔内での調整は少ない。8 Dental Products News 221