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マイクロスコープを覗くとスジが見える様々な器具を使ってスジを除去するイオン導入して根管充塞図1や図6を見ると根管内壁や、遠心根管と近心根管の間に、根尖方向へ向かってスジが走っているのが解る。図1では、近心根管内の近心頬側部分に切削粉が入り込んで、白いスジになって根尖方向へ向かっているのがわかる。図11の遠心根では、その近心根管と遠心根管を結ぶ髄床底から、遠心根管根尖方向へ黒いスジが走っている。白いスジは根管形成時の切削粉が入り込んでいるためなので、最初にマイクロエキスカで削り取る。しかし奥深いことが多いので、根管壁切削用の器具をサリーの先に付けて振動切削で削除した方が、確実に早く取れるだろう。しかし、この振動切削は意外に切れ味が優れているので、くれぐれも削りすぎには要注意である。こうして細かいところまで削り取ったことは、根管形成が終了したことになり、次にすることは根管消毒・・・オッと違って象牙質全体消毒である。つまりイオン導入をして、手の届かないところまで消毒し、象牙質全体をきれいな状態にするのである。こうして膿も上がってこず、根管内の顔つきが良くなったら、根管充塞の時期となる。図10通電時は5分間チップが外れないように、術者が持っている。図1 1遠心舌側部分に、まだ黒いスジが残っている。図12これを振動切削で削り落としていく。図13遠心根管も全体的にきれいな象牙質の壁になった。図14その後のアポイントで二重仮封を外した直後の根管内。図1 5仮着材の一部が飛び散っているが、根管内は良い状態。図16こうなったら、一度イオン導入したのちに根管充塞。図17オブチュレーションガッタNTをパックマックで2,000回転で根管充塞。図1 8術後コンピュレイで見ると、根尖の出口まできちんと充塞できている。Dental Products News 221 15