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Dental Products News221
トロフィー3DIの活用を考察するデジタルデンティストリーの展望山田陽子デンタルサロン麹町/東京都千代田区開業CAD/CAMが歯科分野に登場してから30年ほどが経過し、スキャニング・設計・ミリングの精度は格段に向上した。また昨年は小臼歯、今年は大臼歯(金属アレルギーに限る)まで保険適応範囲が拡大したこともあり、注目度は増すばかりである。一方、発売当初のCAD/CAMのイメージが強く、マージンの精度、前処理や接着性、ブロックの信頼性など、まだまだ実用化までには至っていないというイメージをお持ちの先生も多いことでしょう。今回、当院にトロフィー3DIプロを導入し、とても容易にスピーディーで精密なトロフィースキャナーでのスキャン図1図23DIシステム3DIプロトロフィー3DIシステムは口腔内での直接スキャニングできるタイプ。トロフィー3DIプロは模型スキャニングができるタイプ。2機種を当院では使い分けている。スキャナーをPCにUSB接続するだけで、スキャニングできる。症例1:インプラント55歳男性図6図7図116に欠損があり、3ヶ月前にインプラントを埋入し、ヒーリングアバットメントを装着している。上部構造を作製のため、まず、ヒーリングアバットメントをスキャンした。その際、金属をスキャンすると乱反射がおきてしまうため、パウダー塗布を行った。図12スキャンボディをデジタル画像に写し出した状態(頬側面観と舌側面観)。CAD/CAMソフトウェアで最終補綴物のデザインを行う。症例2:インレー55歳男性図15図167にカリエスが認められたため、裏層後インレー形成を行った。3DIプロにて模型のスキャニングを行う。※Evaluation of the Accuracy of Six Intraoral Scannning Devices: An in-vitro Investigation. Gary D. Hack et al. ADA Vol.10 Issue4, 2015.10 Dental Products News 221