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Dental Products News220
口腔外科における綿状パッドヘムコンデンタルドレッシングの有用性を考える口腔がん手術におけるキトサン含有止血・創傷処置材の使用経験太田嘉英東海大学医学部外科学系口腔外科学領域教授傳田祐也東海大学医学部外科学系口腔外科学領域助教●症例1/68歳女性主訴:左下顎歯肉の腫瘤●初診:2014年12月●既往歴:脂質異常症●常用薬:ロスバスタチンカルシウム、塩酸セチリジン、ロフラゼプ酸エチル●家族歴:特記事項なし■臨床診断左下顎歯肉癌cT1N0M0StageⅠ■処置および経過生検を行い、扁平上皮癌の診断を得た。2015年1月全身麻酔下に下顎骨辺縁切除術を施行した。図2口腔内の状態図3画像所見2014年7月頃より7歯肉の腫脹を自覚していた。同年12月、某総合病院口腔外科を受診し、当科での精査加療を勧められ受診した。パノラマX線所見CT所見図4術中所見切除後止血後口内法により下顎骨辺縁切除術を行った。切除した骨面にキトサン含有止血材を貼付し、止血を行った。出血量は12gで、止血操作は容易であった。図5術後経過術後1日目術後3日目術後3日目に止血剤を除去した。6 Dental Products News 220