Dental Products News217 page 25/28
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概要:
Dental Products News217
地域医療への貢献を想い新たに出発します。1986年現地に開業しました。当時の私は開業について全くの素人で、ほぼ内装業者の提案通りの診療室でのスタートとなりました。その後、2005年に内装のリニューアルを行いました。『エクシードef』『エピセスタイル』を導入し、ゆったりと落ち着きのある診療室とし、動線・機能性・効率性などさまざまなイメージを具現化した診療室となりました。しかし、2011年3月11日東日本大震災が発生。どうにか津波被害は免れましたが、診療室は全壊の判定を受け、次に大きな地震がきたら倒壊の危険があると勧告を受けました。そして2015年12月、全面的な建て直しを行いました。敷地面積の拡張、駐車スペースの場所、外観から内装に至るまで、すべて新たな設計ができたため、これまでの経験・描いていたイメージ、すべてを盛り込んだ理想的な医院が、デザイナーと建築業者の協力のもとで実現しました。その一つが、プライバシーを守りつつもスチール製カーテンウォールの外観です。建物自体が変わってしまったため歯科医院として認知度を上げること、そして来院されている患者さんの開放感、リラックス感が得られるようにしました。さらに内部は高い天井、ユニット周辺の広さを十分に確保し明るい診療室となりました。二つ目が、中庭です。ホッと安心できる空間、季節感を感じられる空間を作りました。?今回導入したユニットは『エクシードefXプレミアム』とメインテナンス用として『エピセスタイル』です。外国製のユニットを使用したこともありましたが、ユニット全体が大きいため、日本人の体型に合わず背板に腰が乗ってしまったり、体が固定できないなどを経験しました。やはりユニットは国産、しかも前折れタイプは口腔内写真も撮影しやすく、機能性・快適性とも満足しています。震災や避難生活の中で、地域住民の方々は多くの経験をされました。患者さんは「口腔の大切さ」「どうせ治療するならば長持ちするために、しっかりとした治療を受けたい」と思われる方が増えたように感じます。また、私たち術者は高齢化後の口腔ケアのしやすさ、どこの地域、歯科医院でも確実なメインテナンスをしてもらえる治療を心がけることが大切だと考えるようになりました。今、地域医療への貢献を強く想い、新たな出発を始めます。??photo緑川貴之氏???設置機器リストエクシードefX PREMIUM Fukka-Fuka(エクシードエフェックスプレミアムふっかふか)シートエピセスタイルトロフィーパンOP200-D、オペレーザーPROデンタルフラッシュ機械室技工室診療室中庭待合室2Fオペ室へエレベーターメインテナンスコンサルテーションルーム▲スタッフルームX線室準備室??