Dental Products News217 page 16/28
このページは Dental Products News217 の電子ブックに掲載されている16ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。
概要:
Dental Products News217
マージンコントロール材/クイックスタットFSの活用出血へのコントロールにより確実な術野の確保を行う栗原一雄デンタルオフィス武蔵浦和?埼玉県さいたま市開業日々私たちが行っている診療の中において、歯牙周囲の出血のコントロールは重要なポイントとなる。形成等の切削作業の際に出血があると、術野が不明瞭になり処置の確実性に欠けたり、血液の飛沫等の感染並びに衛生面にも影響が出る。当然のことであるが充填時に出血があると窩洞内に引き込んでしまうこともある。それは予知性においてもまた審美面においても歓迎されることではない。特に印象時において滲出液や出血のコントロールが非常に重要なことは周知の図1クイックスタットF SCASE1:止血後残遺物のない明瞭な術野図2歯面用クイックスタットFSの先端についているブラシで創面を複数回こするように使用する。組織内上部の毛細血管の封鎖によりマージンコントロールする。切削器具の擦過とポケット付近からの自然出血が見られる。CASE2:歯牙周囲の炎症による出血への対応図6図7図8マージン周囲の炎症により出血が認められる。シュアーコードにより圧排を行う。クイックスタットFSを弱圧で擦り付ける。CASE3:歯肉の損傷による出血への対応図12図13図14形成時の歯肉の損傷により出血が認められる。シュアーコードにより圧排を行いクイックスタットFSを塗布する。複数回、出血部位をこする。