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対談MTADoctorsInterviewMTAシーラー歯内療法の新たな可能性歯内療法におけるMTAシーラーの有効性を語っていただきました。翻訳:松下容子先生MTAシーラーの特長・有効性や使用のポイント。MTAフィラペックス&MTAアンジェラスについて治療法を日本のエンド専門医である寺内先生と、エンド専門医のアントニス先生から使用方法や注意点、治療の可能性をアドバイスいただきました。すべての症例にMTAフィラペックスを使っている寺内:M T Aフィラペックスはどのようなケースまたは頻度でお使いでしょうか?アントニス:私は、歯内治療時には必ずMTAフィラペックスをシーラーとして活用しています。通常、システムBを用いたコンティニエンスウェーブテクテックで根充を行っています。このテクニックは、主根管だけでなく根管側枝にも加圧下で軟化したガッタパーチャとシーラーが流れ込むことがわかります。MTAフィラペックスも流れが良く、加圧すると側枝にもスッと入っていくことが確認できる点で安心感があります。寺内:MTAフィラペックス(MTAシーラー)とM T Aアンジェラス(MTAセメント)の症例選択はどのようにされているのですか?アントニス:MTAアンジェラスとMTAフィラペックスとは適応症が完全に異なります。M TAフィラペックスはシーラーですので、十分に成熟した根尖で、根の吸収やパーフォレーションや外部吸収などの問題がない場合には、ガッタパーチャと併用して根充します。60番手以上の大きな根管では、MTAアンジェラスで根充します。高い抗菌性寺内:M TAフィラペックスの特徴とMTAを臨床で使用する利点は何ですか?アントニス:MTAフィラペックスの利点は、根管側枝も充填できる流動性の高さと生体親和性、さらにアルカリ性なので抗菌作用を持つという点です。寺内:M TAフィラペックスのpHはどのくらいですか?寺内吉継先生医療法人インテリデントCT&米国式根管治療センター神奈川県大和市開業MTAのお陰で、難治症例でも多くの歯を保存できる時代となった。