Dental Products News217 page 11/28
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Dental Products News217
支台の下半分はアイボリー色のレジンで埋めてあるレジンを削り取り、髄床底を出す仮封材を作るのもアポイントのうちアイボリー色のレジンほど、口腔内で苦労させられるものはない。削り易いことは良いことだが、歯質と同じ「保護色?」をしているため、どこまでがレジン充填でどこまでが歯質か解らないことが多い。削り過ぎて髄床底や壁に穴を開けないよう細心の注意が必要で、時間もかかるだろう。次にやる人のことも考えた治療を是非!シャンファー形成用の先の丸いダイヤモンドバーを使い、そろりそろりと削っていく。このときマイクロスコープを使って削ると、肉眼で見るよりも歯質とレジンとの境目が、より明瞭に見えて仕事が楽にできるだろう。少しずつ髄床底が見えてくるか、根管口付近のガッターパーチャが見えてきたら、注意深く周りのレジンを取る。先に進みたいところだが、アポイントの時間を残して置き、二重仮封の準備をする。先に髄床底に薄く伸ばした綿球を置き、その上に「テンポシールL」を適量もって形を作り、最初に外したクラウンの内面にワセリンを塗って分離材とし、歯にクラウンを被せて咬合面から圧迫する。仮着セメントはクラウン内面だけつけて仮着する。図10そっくり外したクラウンと支台築造。後でテンポラリーとして使う。図11画像。支台築造が外れた後のコンピュレイ図12ある。その時の#16には、レジン充填で埋めて図13レジンと歯質が保護色で難しく、注意深く削ってガッターの入り口に到達。図14三根管の入り口まで到達したところで、コンピュレイ。図15残りの時間で二重仮封を作る。最初に綿球をほぐして平らに敷き詰める。図16一次仮封材として、「テンポシールL」を使う。図17支台築造の形に整え、外したクラウン内面にワセリンを塗りギュッと被せて作る。図18クラウン内面のみ仮着材をつけて仮着し、終了。