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Dental Products News215
図6充填終了時、 6 はコンスティック、 7 はエナメルエッチング、象牙質処理、プライマー処理、ボンディング処置を行いA3のコンポジットレジン充填を行う。どちらも単色充填だが審美ゾーンではないため、煩雑な操作を必要とせず、治療を短時間で終えることができる。特にコンスティックを使用した 6 はエッチングやボンディング処置を必要としないため治療に要する時間はさらに短かくて済む。図5最初にコンスティックを専用のチップブラシを使用して窩洞に塗布し、約25秒間歯面全体に摺り込むようになじませる。咬合調整、研磨終了時。 6 は中心咬合位で嵌合していないが、 7 はコンポジットレジン上に中心咬合位が印記されている。3ヶ月後の状態。問題なく機能している。図4エッチング・ボンディング・充填が一度にできるフロアブルレジン コンスティック。治療前の状態。 7 は頬面溝とアマルガムの境界から2次カリエスが発生しているようにみえる。6 は咬合に関与しない遠心小窩に充填されているが、 7 は咬頭頂間距離の1/2のアマルガム充填がなされている。アマルガム充填を除去した状態。7 は頬面溝から象牙質の1/2に達する2次カリエスが認められる。6 は遠心小窩部のみの小さな窩洞のためコンスティックの使用を選択、7 は咬合に関係する窩洞と診断し、より硬度の高いユニバーサルレジンを使ったコンポジットレジン充填を選択する。図1 図2 図340歳男性 76 のアマルガム充填の除去と再治療を目的として接着性レジン充填を計画する。図7EE・EB・CRがこれ1本! 新しいフロアブルレジン「コンスティック」を活用西川 義昌 すみよし歯科医院/鹿児島県曽於市―コンスティック症例― 小さな窩洞への対応咬合に関与しない小さな咬合面窩洞、防湿が難しい乳歯の咬合面窩洞、小窩裂溝う蝕など比較的小さな充填症例においては、治療工程を少なくし短時間に治療をすませることで、テクニカルミスを減少させ予後がより安全になります。セルフエッチング機能を持つフロアブルレジン、コンスティック(Constic)はエッチング・ボンディング・充填が一度にできるフロアブルレジンです。取り扱いのとてもシンプルなコンスティックは上記のような症例に最適だと思います。