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シン」を配合した水と植物原料のみで作られたオーラルケア製品です。あまり聞きなれない「ネオナイシン」ですが、これは「おから由来の乳酸菌」と「梅から作り出される天然由来成分」ですので、飲み込んでしまったときは腸内の消化酵素で速やかに分解、排せつされるそうです。私は「オーラルピース」の安全性を学び、半年間幅広い方に提案しながら、その使用実感を聞いて参りました。①口唇、口角のひび割れで悩む高校生に日常的にジェルを使用していただいた。〈感想〉ひび割れがすぐに治るわけではないが、塗って保湿していると大きな口をあけても唇が切れにくいと思いました。②義歯床下粘膜がヒリヒリするという80歳代女性に義歯の内面にジェルを塗って装着していただいた。〈感想〉義歯を支えている歯が虫歯にならないかと甘味が心配でした。(図6参照)③矯正装置が頬粘膜を刺激して痛いときがある会社員女性にスプレーをすすめた。〈感想〉机の引き出しから取り出し仕事中にプッシュできるので洗面所に行かなくて手軽です。でも甘いかな?④ 慢性腎不全で週三回の人工透析治療中、降圧剤服用。70 歳代女性にスプレータイプを提案した。〈感想〉水分摂取制限があるために慢性的に口腔内乾燥で味覚障害、かつ口臭で悩む毎日でした。スプレータイプを使用し少し滑舌よく会話ができます。などの声を聴くことができました。超高齢社会で歯科衛生士として勤務する私たちのお相手は「プラーク」だけではなく、「口渇」というよりむずかしい口腔環境かもしれませんね。高齢者の発熱の原因が、残根からの排膿の場合もある。まずは筆者の指にオーラルピース ジェルを塗り、口腔内触診。甘い香りであるからか?指に吸い付く。その後、スポンジブラシで口腔ケア実施。ガーゼでぬぐい取る。図13パソコンワークが多く、噛みしめの自覚あり。舌の誤咬や舌尖の痛みあり。TCH(Tooth Contacting Habit:歯列接触癖)の話とオーラルピーススプレーで、保湿をすすめる。症例4 80代女性 図14 症例5 40代女性口腔乾燥と味覚不十分。咽頭に飲み込みの痛みを感じる。頬粘膜にも誤咬の傷あり、喉の渇きあり。図10 図11仕事中、スプレータイプを使用。矯正用ブラケットと粘膜面のヒリヒリ感が和らぐといわれる。症例2 70歳代、女性 症例3 40歳、女性 図12メインテナンス25年、CRの脱離あり。精神安定剤、入眠剤服用中。口腔内乾燥、口唇炎、口角炎で悩まれる。図7歯科診療中のバキューム乾燥でより乾燥し、口唇、特に口角の痛みを訴える。歯科治療前に口唇周りにオーラルピース ジェルを塗布、開口が楽になる。図8歯科治療後、PMTCを実施。ご自身でオーラルピーススプレーをかけて頂き、帰宅される。症例1 75歳、女性 図9主訴:審美歯科治療1 埋伏歯抜歯後、矯正治療を開始する。同時期婦人科でホルモン療法も受けている。