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「オーラルピースを活用した口腔ケア」の実際安生 朝子 歯科衛生士?藤橋歯科医院勤務私が日常診療室で行う口腔ケアの流れは、①口腔内検査の結果、口腔衛生の現状とその重要性を説明する。②歯ブラシの選択、提案とともにブラッシング指導を行いながら、③時に補助製品として歯間ブラシやデンタルフロスの使用を提案する。④同時に口腔粘膜や舌表面のケアの重要性を知っていただく。⑤歯磨剤や洗口液の正しい使い方はあまり知られていない感があり。それぞれを数回に分けて患者さんにお伝えしています。そのような中でここ数年来感じますことは、口唇や口腔内が乾燥した方が多いことです。主な特徴は、①更年期を迎えたころの女性に多い。②若年者で口渇、口臭に過剰反応している。③歯肉や口腔粘膜の痛みを訴える。④味覚の変化で食欲がない。⑤サプリメントなどすでに何かを試している。⑥ 保水としてお茶やスポーツドリンクを飲む方が多い。などがあります。今回お勧めします「オーラルピース」は、天然由来の口腔ケア用製剤「ネオナイ口腔衛生におけるオーラルピース図1 ドライマウスの原因 図2 ドライマウス(口腔乾燥症)図3図4ドライマウスとは唾液量低下の影響オーラルピースオーラルピースは、ジェルとスプレーの2タイプ。携帯用にはスプレーがお勧めである。ガムにも用いられるマスティック配合で、穏やかな甘みを感じる。これも安全な天然成分である。図6ドライマウス高血圧加齢糖尿病腎不全ストレス薬の副作用シェーグレン症候群筋力の低下 更年期障害ドライマウス(口腔乾燥症)に罹患している潜在患者数は欧米で報告された疫学調査から算出すると日本国内で約800万人から3000万人と推定される。※しかし、認知度が低いこと、さらに診断法や対処法の普及も十分ではなく専門の医療機関も限られている現状がある。しかしながら、歯科領域において唾液分泌量というものは口腔内疾患との関連は強く二次的な病変の原因ともなりえる。①摂食、嚥下機能の低下②誤嚥性肺炎③上部消化管疾患④肺炎唾液量低下の身体機能への影響①う蝕の多発②歯周病(歯肉の発赤、腫脹)③口臭④口腔粘膜や舌乳頭の委縮⑤口角炎唾液量低下の歯科領域への影響ドライマウスは何らかの原因で唾液量が減少することによってもたらされる口腔の乾燥症状である。唾液量低下のメカニズムとして①唾液腺細胞が破壊された場合 (シェーグレン症候群、放射線障害、手術、糖尿病など)②唾液腺分泌神経が障害をうけた場合(ストレス、うつ病、脳血管障害など)③神経と唾液腺細胞の伝達障害(薬物障害、ストレス、うつ病、糖尿病など)④中高年の更年期障害⑤治療薬からくる副作用⑥現代病といわれるストレス図5 優れた抗菌性と安全性を兼ね備えた口腔ケア製品があれば!!プロバイオティクス乳酸菌殺菌剤を含まない一般的な歯磨き粉アルコール(エタノール)系洗口剤塩化セチルピリジウム(cpc)系口腔ケア剤殺菌剤を含まない保湿製品パラベン等の合成保存料配合製品ポビドンヨード配合製品グルコン酸クロルヘキシジン配合製品ラウリル硫酸ナトリウム等の発泡剤配合製品ハーブエキス配合製品カテキン配合製品マスティック配合製品ヒノキチオール配合製品天然原料 誤飲による人体への影響なし化学原料 誤飲による人体への影響を懸念口腔内虫歯菌歯周病菌への瞬時の殺菌効果あり口腔内虫歯菌歯周病菌への瞬時の殺菌効果なし殺菌効果がありながら飲み込んでも安全※ 出典:阪井丘芳 著「ドライマウス ~今日から改善・お口のかわき~」 (医歯薬出版株式会社)