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矯正治療におけるサブソニックブラシシステム「ユリー」の活用ユリーを用いた矯正中の患者の管理熊谷崇院長/山形県酒田市開業海野陽子歯科医師日吉歯科診療所勤務ユリー(図1)の特徴の一つとして、矯正装置のような複雑な装置の周囲の清掃に向いていることが挙げられる。ユリーのブラシ(F・Mブラシ小)部は直径約3mmと小さく、毛足が長いことに加え、ネック部分の角度とスリムなデザインによるアクセスの良さがそれを可能にしている。さらに音波効果で発生する泡による清掃という機能により、コントラのポリッシングブラシ使用時のように回転面をしっかり当てなくてもより短時間でのPMTCが可能となる。当院においては、矯正患者全員が定期メインテナンスを受けているが、その際、矯正装置の存在が器具の到達を妨げ、通常よりも時間がかかってしまうことも多い。図1ユリーハンドピース図2ユリーブラシ図3ユリーハンドピースとコントラハンドピースの比較Fブラシ小Fブラシ大Mブラシ小Mブラシ大ユリーハンドピースユリーブラシ4種類矯正装置周りには直径3mmの小、咬合面など広い所には大が効率的だ。ネック部の細さ、全体の長さなど、大きな違いが見られる。図4模型上のコントラ図5模型上のユリー回転面を当てながらのブラケット周囲へのアクセスが難しい。また、装置にぶつかり振動が響きやすい。ユリーブラシの直径の小ささ、毛足の長さ、発泡による清掃効果により、ブラケット周囲の清掃が容易となる。図6模型上のコントラ図7模型上のユリーブラシの直径が大きくワイヤーに当たってしまい、歯面に沿わせるのは難しい。ユリーであれば小回りもきき、細部まできれいにできる。