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根尖狭窄部を広げないことが大切!膿の出方の様相の違いは象牙質や根尖病変の悪さによって違いがあるが、根尖が壊されて本来の根尖狭窄部の穴の大きさを持っておらず、大きく広がっているようなものでは膿の上がってくる量がなかなか少なくならず、顔つきもなかなか良くならないが、根尖を#15や#20の細いトリプルファイルで穿通させたときには、膿の上がりは少ないだろう。ウェーブピクトとマイクロスコープで膿を確認することこの膿の出る量や顔つきは、根管口までたっぷり出ていれば肉眼でも把握できるが、根管内や根尖付近ではその様子を直視することはできない。そこで二重仮封を外したら、最初にウェーブピクトで写真を撮り、次にマイクロスコープ8倍で患歯全体を見て診査し、次に24倍にして根尖付近での膿の出ぐあいと顔つきを診るのである。根管内には何も入れず「カラ」の状態で二重仮封するから見えるのです!この排膿の有無、顔つきの様子は次のアポイントまでの間を、根管内に薬剤を含め何も入れないで、カラの状態にしておき、根管入口に綿球を置いておくだけにして、仮封する。そのため次回、二重仮封を外したその直後に根管内で起こったいろいろな様子、膿が上がってきている顔つきなどが、はっきりと手に取るように解るのである。図4イオン導入では500μA×5分を、毎回2回行う。図5イオン導入で象牙質全体消毒を何回かしていくと、膿が出なくなる。図6初診時より5か月後。根尖病変は小さくなっている。図10パイオキュアーで毎回500μAを5分、イオン導入を繰り返す。図11あるとき根管内を覗くと、排膿なくカラカラの状態。根管充塞の時期だ!図12根管充塞後のコンピュレイ画像。根尖病変も小さくなってきている。図16次に、テンポシールLで作った内側の仮封を外す。図17根管口に置いたそれぞれの綿球を取って、根管内の排膿をチェックする。図18三根管とも排膿もなく良い状態なので、根管充塞する。