Dental Products News213

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テナンスの質にこだわりを持ち、歯牙を傷つけることなく、バイオフィルムの除去を行うことに細心の注意を払っている。そこで今回、注水下で水流と音波効果(サブソニック振動)によって起きる泡により、バイオフィルムの破壊や洗浄作用を活かしたプラーク除去、無注水下でポリッシングペーストを使用した細部のステイン除去等幅広い診療に使用できるというユリーをメインテナンスプログラムに取り入れるべく検証を行った。その結果、歯牙へダメージを与えることなく、染め出されたプラークの除去が短時間で行えること、特に裂溝内の染め出しの除去がとても簡単にできることが分かった。また、スタッフ同士で体験してみたところ、ユリー使用後の歯面のつるつる感が今までよりも短時間で得られた。また、患者さんの中には、初期齲蝕をメインテナンスで経過観察している方も多くおり、そのような患歯には、超音波スケーラーで実質欠損をさせないよう細心の注意を払う。プラークで覆われていると患歯に気づかずにうっかりということも危惧されるが、縁上のPMTCをユリーで行ってから、縁下のバイオフィルムの除去を超音波スケーラーやハンドキュレットで行うことで、そのような心配もなく、メインテナンス時のストレスがかなり減った。また、ステイン除去にも使用可能であり、メインテナンスの時間短縮、患者さんの爽快感、そして何より歯牙の健康を害するリスクの回避にユリーが優れているということで、当院の4月からのメインテナンスプログラムにユリーを採用することとなった。図4特に裂溝内のプラーク除去に威力を発揮。図5プラーク除去とステイン除去がユリーひとつで可能。図6図7染め出し後ユリーを使用することで、プラーク下の白濁にうっかり超音波スケーラーを当ててしまうことがない。経過観察中の初期齲蝕のザラザラした面のメインテナンスにも、歯牙にダメージを与えず確実なプラーク除去が可能。