Dental Products News213 page 25/28
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Dental Products News213
イオン導入の前準備イオン導入の通電今までのイオン導入との違い根管形成の終わった歯に対して、象牙質全体消毒としてイオン導入をするのだが、その前に良く根管内を洗浄する。サリーの先にH02セットとニッケルチタン製ファイルを付けて、5分間洗浄する。その後根管バキュームでそれぞれの根管を吸引した後、根尖付近の水分はペーパーポイントで除去して準備する。根管ピペットにヨードヨード亜鉛液をとり、各根管に根管口まで満たす。そこに所定の長さに切ったペーパーポイントをポンピングしながら入れ、小綿球で全体にいきわたらせるように準備する。炭素チップのマイナス極をガーゼでくるみ湿らせて、反対側小臼歯の歯肉と頬の間に固定する。一番悪いと思われる根管にプラス電極を通電する。昔のイオン導入器では、最低0.5mmAから3mmAまでの中で通電していたが、ときとして通電による痛みが出たり、まれに火傷をすることがあった。このパイオキュアーはμAで電流量が大変少ない。歯内療法の臨床では、通常1回に500μAで5分通電している。こんな素晴らしいパイオキュアーを手に入れ、歯内療法を楽しくしよう!図10これで準備完了。あとはスイッチを入れて図11メインスイッチは本体の後ろにある。これ図12イオン導入の実際。♯26三根管に使用電流を流すだけ。をオンにする。する。図13サリーを使い、良く根管内を洗浄する(5分間洗浄)。図14サリーの先にニッケルチタン製ファイルを付けて洗浄する。図15根管バキュームの先にプラスチックニードルを付けて吸引乾燥。図16根管ピペットでヨードヨード亜鉛液を各根管へ満たし、ペーパーポイントを各根管に入れ小綿球を髄床底に置き、ヨードヨード亜鉛液を満たす。図17あらかじめメモリー機構で、500μA、5分をメモリーしておく。図18マイクロスコープで見た一番状態の悪い根管に、ステンレスチップを挿入し、亜鉛電極は左右反対側の小臼歯(この場合♯14あたり)においてオンにする。