Dental Products News213 page 12/28
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Dental Products News213
インプラントにおけるブラシハンドピース「ユリー」を考察する当院におけるユリーの使用亀田なつみ・向井幸子・法定奈都美歯科衛生士/なぎさ歯科クリニック勤務船登彰芳院長/石川県金沢市開業ユリーは、来院される患者さんのいろいろな場面で活用します。例を挙げると、通常メインテナンス時に、患者さんの歯列・歯冠形態・歯周組織の状態を考慮し、清掃指導を行った後、口腔内の縁上プラークを可及的に除去するために、歯ブラシでPMTCをしようすると所要時間が必要とされます。しかしユリーを使用するとサブソニック振動によりPMTCを効率よく行うことができ、より短時間で歯面清掃が行えます。特に、インプラントのメインテナンスにおいてインプラントアバットメント部・歯肉縁下部の清掃は、インプラント用スケーラーを用いる前に先ずブラシでプラークを除去することが大切です。インプラント周囲炎は、一度罹患してしまうと難治性であることから、メインテナンスで一番大切なのは上部構造周囲の歯ブラシでは行き届かない部分も清掃することです。その他、ロケーターデンチャーやボーンアンカードブリッジにおいてもユリーを使用すると効率的にPMTCが行えます。ボーンアンカードブリッジにおいては、口蓋・舌側のメタルフレーム部分のPTCはユリーの細く長いブラシチップによって細部まで容易に届きます。特に当医院でユリーが重宝しているのは、外科後の対応です。インプラント・歯周外科ブラシハンドピース・ユリー図1ユリー(Yully)ハンドピースFブラシ小Fブラシ大Mブラシ小Mブラシ大ユリーブラシ各種メインテナンス専用スペース症例1:ロケーターデンチャーやボーンアンカードブリッジの清掃図2図3図4上部構造縁上にプラークの蓄積を認める。ユリーを用いてプラーク除去。ユリーを用いてプラーク除去。図5図6インプラント間にも応用。ボーンアンカードブリッジの人工歯間にプラークを認め、その部分も清掃。