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インスツルメントを慎重に選択し、正しく使用する必要があります。またプロフェッショナルケアを行う上で大切なことは常に変化に気づく目を持ち続け、もし変化が生じていた時は歯科医師に報告し早急に対応し悪化を防ぐことに加えて、患者様に痛みを与えない繊細なケアを行うことと考えています。これらを考慮した際、各メーカーからさまざまなインプラント用インスツルメントが発売されていますが、その中でもヨシダから発売されているインプラントスケーラーJは他商品よりもブレードの幅が小さくシャンクも長いことにより繊細なタッチでインプラント部位へアプローチが可能であり、生体へのダメージも回避できるのは最大の特徴であるといえます。またさまざまな補綴形態にも対応できるよう全6種類のラインナップがあることは術者にとって使いやすく大変魅力的なインスツルメントだと思います。進化したインプラントスケーラーJは、プロフェッショナルマインド(mind)を持った医療従事者が、プロフェッショナルアイ(eye)を持ってプロフェッショナルケア(care)に取り組むことができるインスツルメントであると言えます。今回は当院で毎日大活躍のインプラントスケーラーJを用いた症例を呈示し、その活用方法をご紹介させていただきます。症例2図10図11触診:粘膜に炎症所見が見られたためストッパーで圧迫し触診したところ、プラークの出現を確認。仮着中の補綴物を外すと大量のプラーク付着の存在を認めました。図12図13症例3アバットメントの形態により適切なインスツルメントを選択しプラークを除去していきます。プラーク付着状態によりユリーを使用するケースもあります。図14図15図16清掃後の状態。状態に応じた清掃器具を選択し正確に使用することで患者様へ痛みを与えることなくまた短時間で作業ができます。下顎前歯舌側歯頸部。症例4シックル67Jを使用。前歯部補綴に応用しやすい形態なので、歯石やプラークを除去できます。図17図18図19シックル67Jは先端が鋭利に加工されておらずしかもブレード幅は細いので審美性を考慮された補綴周囲の使用は安心して行えます。遠心面にプラーク付着が認められます。CEISLN3-4Jのインスツルメントを使用しプラークを除去していきます。シャンクが長いのでスムーズに取り扱うことができます。上部構造のセメントの除去に使用。セメントの取り残しはインプラント周囲炎の原因となるのでしっかりと除去していく必要があります。