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Dental Products News211
思います。このノーデントデュラライトオフセットシックルN 67スケーラーは、シャンクに10°、15°、20°と角度がついているため、従来にはない質の高いスケーリングが可能となりました(図1)。シャンクに角度がつくことにより?視野の確保?器具の到達性?容易な器具操作という点において優れた特徴を持ちます。これにより非常に快適なスケーリングを提供することができます。?視野の確保従来のシックルスケーラーはフェイス、シャンク、ハンドルが一直線になるため、術部が見にくいことや、操作をする際、術者の手指が妨げになることもあり、術者自身が首を傾げるなど、負担がかかりやすい姿勢でスケーリングを行うことが多々あります。シャンクに10°、15°、20°の角度がつくことにより確実に視野の確保が可能となりました(図2・3)。?器具の到達性従来のシックルスケーラーでの後方臼歯部における歯石除去では、刃部が適切な角度で歯面に到達することが困難なケースに遭遇することが多く見受けられます。シャンクに角度がついたことにより的確にカッティングエッジを歯面にあてることが可能になり、大臼歯遠心部においても優れた除去効率を示すことができます(図4~6)。?容易な器具操作開口量の小さい患者さんの下顎前歯部を従来のシックルスケーラーで歯石除去する際、上顎対合歯に術者の手指があたり操作の妨げになり、過度に力が入ることがあります。シャンクに角度がつくことにより作業点がずれ、ハンドルが対合歯に邪魔されることなく効率的に器具操作を行うことができます。過度な力も入らず、作業時間の短縮にもつながり患者さんの顎関節への負担も軽減できます(図7・8)。このように従来のシックルスケーラーを使用する時に感じていた操作性の悪い部位へのアプローチも、オフセットスケーラーの角度のバリエ-ションにより楽にスケーリングを行うことができます。このような特徴をもつノーデントオフセットシックルN67スケーラーは、歯周組織に対して安全に操作を行うことができ、同時に患者さんに対する負担を最小限に抑えることが可能であるといえます。術者、患者双方に優しい口腔ケアがメインテナンスの継続に必要不可欠であると実感しています。図3オフセットシックルN67での視野図4スケーラーの挿入角度ノーデントデュラライトオフセットシックル従来のシックルオフセットシックルでの視野の確保。角度がついているので視野が確保しやすくなります。歯面に対して刃部を適切な角度にあてようとすると対合歯があるために挿入することが困難になります。シャンクに角度がついていればスケーラーが挿入しやすくなります。図7従来型のシックルスケーラー図8オフセットシックルN67従来型のシックルスケーラーは直線上になっており、上顎対合歯にあたりやすい。オフセットシックルスケーラーはシャンクに角度がついているため、対合歯に手指があたりにくい。