Dental Products News211 page 22/28
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Dental Products News211
ノーデント「オフセットシックルスケーラー」を活用する口腔の健康・維持がより求められる地域歯科医療に“オフセット”シックルスケーラー谷山香織歯科衛生士/宮崎県宮崎市谷山歯科医院勤務口腔と全身の関係が国民に一般的に認識され、ますます口腔ケアの重要性が増してきています。男性の2人に1人、女性の3人に1人はがんにかかる可能性があると推測される時代となりました。2010年より国立がんセンターと日本歯科医師会協同のもと、「口腔ケアをがん治療の一環として取り込む医科歯科連携事業」が開始され、口腔ケアをがん治療に導入することでがん治療中の口腔内合併症を予防・軽減し、患者さんが安心して口から自然な形で美味しく食事ができるよう医療体系を構築していこうという試みがなされてきています。このように口腔ケアに対する重要性が求められている背景を考えると、今まで以上に歯科衛生士が担う役割は大きく、日頃からの患者さんの口腔内の健康維持・管理が求められていると考える必要があります。がん患者のケースであれば、健康な時から口腔に関心をもち、細菌のコントロールがなされていれば、よりスムーズな支持療法が行われると思います。そのためにも、痛みや苦痛を与えず快適なメインテナンスを提供することが必要です。痛みを与えずメインテナンスを行うには、歯周組織にダメージを与えないこと、そして特に歯石の付着しやすい下顎前歯舌側部を除去する際に過度な固定力により顎関節に負担をかけないことが、より快適なメインテナンスを行うことができる大切なポイントだと図1ノーデントデュラライトオフセットシックルN 6 7図2従来シックルスケーラーでの視野10°15°20°先端形状ノーデントデュラライトオフセットシックルN67。シャンクの角度10°、15°、20°の角度により、質の高いスケーリングが可能となりました。従来のシックルスケーラーでの視野。患者の目線から見ると刃部とシャンクとハンドルが一直線になるために視野が妨げられます。図5従来型のシックルスケーラー図6オフセットシックルN67従来型のシックルスケーラーではシャンクが直線になっているために挿入しづらく、頬粘膜にあたり操作しにくくなります。オフセットシックルスケーラーでは角度がついているため、操作の自由度が増します。