Dental Products News211 page 21/28
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Dental Products News211
パイオキュアーによるイオン導入炭素棒から炭素チップへ亜鉛チップからステンレスチップへパイオキュアーは本来フッ素を使いイオン導入に使おうと、考え出された機器である。フッ素はマイナスイオンであり、根管消毒として使う場合には、プラス極とマイナス極を反対に修正してからでないと使えない。そこで、歯内療法用のイオン導入として使う場合には、別売りの専用アタッチメントをパイオキュアーに装着して、使用する。今までのイオン導入として、炭素棒を手でつかみマイナス極としていた。これでは口腔内へ行くまでの間にある、皮膚や体脂肪による電流を妨げる抵抗要素が、著しく電流量を妨げるため、イオン導入による消毒効率を悪くしている。そこで口腔内の患歯に近い場所にマイナス炭素電極をセットし、少しでも消毒効果と効率を高めようとしている。従来イオン導入により通電した結果、消費された亜鉛イオンを補うため亜鉛チップのプラス電極の先が通電により腐食されてしまう。そのため、従来の亜鉛チップを使ってイオン導入する際には、使用する直前にペーパーコーンなどで亜鉛チップの先を新しい面を出してから使っていた。今はステンレスチップで腐食なく使っている。図10そこでヨシダで販売しているナルコーム社のイオン導入器パイオキュアーの出番だ!図11ガーゼに巻いてある太い炭素棒に対して、小さな炭素電極。図12太い炭素棒を5mm分の厚さで、口腔内に置いて使用する。図13亜鉛電極も最初の使い始めは、表面も腐食されておらずきれいで光っている。図14使い始めはこんなにきれいな状態から始まっていることが解る!図15溶けて腐食される亜鉛電極をやめ、ステンレス電極を使うようになった。図16従来の亜鉛チップのプラス電極と、ステンレス製チップのプラス電極。図17ステンレス電極を使っても今までと何の遜色なく使うことができる。図18今まで相当使っているが全く腐食が起こらず、最初の光沢のままだ!