Dental Products News211 page 16/28
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Dental Products News211
図13図14-1バリを取り除き・形態修正して最終完成義歯のイメージできる形態にします。形態はできているので、なるべくフローの良いシリコーン印象材(ヨシダアフィニスプレシャスライトボディ等)を用いて、インプレッション・テイキング。図14-2このときに、余剰印象材はなるべく排除して、咬ませずに指で押さえる。また、硬化して指を離しても吸着していることを確認する。口腔内から取り出して印象材が一部透けていても大丈夫、辺縁形態はできているので、フローの良い印象材を使用する理由は模型作りの際の石膏との分離材代わりに使用します。図15どうしても吸着には骨隆起の精密な印象が必要だったので、咬合床が安定したところで咬合採得を行い、咬合床付き個人トレーで印象とBiteの再確認。図16最終作業用模型完成。このときの印象の辺縁形態は最終完成義歯の辺縁形態です。以上のように苦手意識の高い下顎の総義歯を製作するに当たり「ペリモールド」を使うだけで、顎堤のない総義歯からしっかりとした顎堤のある総義歯の製作ができるのであれば義歯作りが楽しくおこなえるので是非使ってみてはいかがでしょうか?ちなみにこの作業の所要時間は約30分です。