Dental Products News211

Dental Products News211 page 11/28

電子ブックを開く

このページは Dental Products News211 の電子ブックに掲載されている11ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Dental Products News211

ルクサコアZ ーデュアルご感想を伺いました。支台築造用レジンとして使用するのみならず、カリエス処置をした部分のビルトアップを目的に使用しています。今井健二上前津歯科医院/愛知県名古屋市開業接着の進歩により、支台築造の材質および方法の選択が変化してきた。メタルまたセラミックを用いたポストは、歯牙との被圧変位量が多くなり歯根破折の原因となりやすいと考えられている。レジンコアは、1コア体の強度が象牙質に近似しているため応力の集中を回避できる。2直接法を用いることで多くの残存歯質を残すことができる。3接着の進歩により歯質と築造体との一体化を図ることができる。これらの要件より歯根破折をおこしにくいと考えられる。また、使用されるようになってきた。ジルコニアの粉末が混入されたルクサコアZーデュアルは、硬度が高く至適であることから、現在失活歯の支台築造用レジンとして使用するのみならず、カリエス処置をした部分のビルトアップを目的としたレジンに使用することも多くなった。ルクサコアZーデュアルはデュアルキュアタイプのレジンであり、流れの良い上に適度な滞在性を有しており、築造時の操作性が良く、切削感が天然歯質と酷似しており支台歯形成時に天然歯質とギャップを感じることなく容易に適切なプレパレーションを行なうことができる優秀な材料であると感じている。操作性、審美性の観点も考慮して多くの症例にレジンコアが図1ルクサコアZーデュアル。図2根管処置が完了した状態。図3ルクサコア充填のため、根管形成を行った後にエッチング処置を行う。図4表面処理のため、ボンディング材の塗布を行う。図5ルクサコアをシリンジにて充填。図6ルクサコアは流れが良く、死腔をつくることなく充填することができる。図7容易にアンダーカットまで均一に充填することができる。図8充填完了後、光照射。良好な硬度が保たれているので、安定性の高い歯冠修復を行うことが可能である。