Dental Products News207

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 アポイントの時間が終了し、次の患者様が待っているときなど、歯内療法を途中で終わりにせざるを得ない。このような時、応急的にテンポシールLを使い根管を塞ぐだけでなく、咬合関係や隣接関係を保ったままで次回まで使っていただくことができるよう、簡単に操作することができることは、日常臨床にとって嬉しいことである。 エンド三角が削除されて規制していた壁がなくなり、まっすぐな根管に代わると、#2 0 や#2 5 などの太めのトリプルファイルでもスッと難なく入るようになる。今後一番大切な根尖狭窄部を故意に壊すことなく、穏やかな気持ちでジャスティⅢを使い、根管長プラス根尖幅を、スムーズに測定完了できるようにしなければならない。 今回の#3 6 は近心2 根管、遠心1根管性であるため、ジャスティⅢは三回使って測定している。ジャスティⅢだけを信じてはいけない。必ずダブルチェックが必要である。そこでコンピュレイで確認するのだが、近心根管は2 根管性なのでⅩ線がダブって撮られるため、舌側根管にはH 型ファイルを入れて撮るよう、決めておくと良い。図1 4  ジャスティⅢで遠心根管の根管長プラス根尖幅測定。図1 3  トリプルファイル# 2 0で測定図1 5  トリプルファイル# 2 0で測定図1 7  それをコンピュレイでダブルチェック( 遠心根管には# 2 5 が入っている)。図1 6  3 根管のそれぞれにファイルを入れて、作業長プラス根尖幅のチェック。図1 8  近心頬側のファイルも、遠心頬側のファイルも、根尖の程よいところまで入っていることが確認できる。図1 2  前回時間切れになった近心舌側根管の根管長プラス根尖幅測定。図1 1  遠心根管も根尖付近に排膿があることが解る。図1 0  マイクロスコープ2 4 倍で見た根管内。近心2 根管に排膿あり!必ずコンピュレイ画像でダブルチェックしよう!根尖の抜けないファイルでジャスティⅢをテンポシールLの活用を進める使えば、ゆったり確実にできる