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当初、使いこなせるかどうか不安だったマイクロスコープは、今や治療に欠かせない機器となった。今思うことは、初めてのマイクロスコープであれば、より操作性が良い機種の方が治療システムに組み込みやすく、慣れも早いと実感する。歯科用CT『ファインキューブ』歯科医師は目が悪くなったら思うような仕事ができず、年齢と共に精密な治療ができなくなるという漠然とした将来の不安がありました。しかしマイクロスコープの存在を知ることで、全く違う世界が広がったのです。とはいえ、臨床で使いこなせるのか?ただの鉄くずになってしまうのではないか?という不安があったことも事実で、当時機能・操作性・費用対効果に優れた『デンタ300』を導入しました。マイクロスコープ研修会にも参加し、まずはマージンのチェックなどマイクロを覗くことから始めました。「今までの治療」「完璧と思っていた手技」が、拡大視野下では「形成にいま一つの箇所があった」「軟化象牙質の取り残しがあった」「歯石が残っていた」などが判り衝撃を受けたのです。チェックから始まったマイクロ臨床は、少しずつではありますがステップアップをし、現在では根管治療、歯周外科、プラスティックサージェリー手技がマイクロスコープ下でできるようになりました。 メスの使い方ひとつとってもマイクロスコープ下で行うことで、その手技は大きく変わり、技術も向上したのではないかと実感しています。現在ではマイクロでの臨床がルーチンとなり、今回2台目のマイクロ『アレグラ330』を導入しました。『アレグラ330』の特徴として、電磁ロック機構搭載だから患者さんのポジションや症例部位、術者のポジションに無理がなく、直視できる部位が増え、臨床も楽になりました。小田 師巳先生おだデンタルクリニック/大阪府堺市開業マイクロスコープは将来の不安を一掃させてくれた。できることから一つずつ。それがマイクロスコープ修得のコツ。2台目として『アレグラ330』を導入。CTとの併用はさらなる診断・治療精度をアップできる。電動フォーカスは、焦点調節範囲が250mmと広く口腔内すべての部位・箇所がジャストフォーカスできるため、調節にストレスがなく、非常にスムーズな操作性を感じます。ルーペとアレグラ330と倍率が同じであったとしても、『アレグラ330』は見える範囲が広いため、高倍率でありながら、視野を広く、周囲組織を把握しながら処置が可能です。当院は歯科用CT『ファインキューブ』を導入しています。CTは当初、インプラントの診断を目的に活用していたのですが、歯内療法での診断にもとても有用です。根尖方向や根管形態の把握、MB2の存在などCTで精確な診断を行い、マイクロスコープで治療する。診断と手技、両方のクオリティーを上げることは、治療精度・予知性を上げ、医院の信頼へとつながっていくと確信しています。「見えること」はラーニングステージのステップアップがしやすいため、短期間に治療スキルを上げることができます。若い世代からのマイクロ導入は大きな意義を感じます。MICROSCOPEInterviewマイクロスコープで、全く違う世界が広がりました。「見えること」はラーニングステージを短期間に上げることができる。