Dental Products News206

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Dental Products News206

近年、歯科用CTの機種も増え、低線量で精細な3D画像を得られるようになりましたが、その撮影領域も購入時の重要な選択基準になります。巷に情報があふれ、睡眠を削って活動を続ける現代人にとって、良質の睡眠は不可欠です。睡眠時無呼吸症候群が種々の疾病の原因となり、社会問題として取り上げられる昨今、歯科医も、呼吸との関わりをさらに深める必要があると思います。今回は、気道にも焦点をあてながら、トロフィーパン プロでの2種類の撮影領域の症例をご紹介します。症例3睡眠時のいびきがひどく、眠りが浅いと感じています。71歳 女性気道が9.5mmから11.3mmに広がり、いびきも指摘されなくなりました。著しい口蓋隆起があり、下顎前歯の咬耗が進んでいます。スプリントの装着で、下顎が前方に出て、口腔容積が広がります。装着前スプリント装着後装着前の気道実測装着後気道実測装着前装着前装着後装着後症例4補綴物の脱離で頻繁に来院。下顎が後退しバイトが深く、日中、傾眠傾向があります。63歳 男性気道が3mmから6mmに拡大。もともと気道が狭いため、患者様の希望で補綴処置ではなく昼間用の片顎のマウスピースも作成しました。咬合時下顎前歯はほとんど見えず、著しい咬耗が認められます。スプリントを装着すると下顎が前方に出て、この時点で、呼吸が楽になったことを体感していただけました。装着前装着後装着前の気道実測装着後気道実測装着前装着前装着後装着後17×13.5cmでの撮影成人で気道のチェックをする時に使います。撮影時、顎の下にクッションを入れ、顔の位置を1cmほど上げた方が舌骨まで撮影できます。以下の2症例は睡眠に問題があり、下顎を無理のない範囲で前方に出した位置で上下のマウスピースを固定したスプリントを製作し、装着前後で気道の変化をチェックしました。