Dental Products News206

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当院が8年前に導入したスローンはセンサーにI.I.管を使用していたため、センサーの経年劣化や故障が心配でした。今やCTは不可欠な時代、CTなしでの診断は不安であるといっても過言ではないのです。今回セファロ付き、コンパクト設計、消費税増税などのタイミングもあり、センサーにフラットパネル方式を採用した『ファインキューブ E2』を導入しました。当時最先端だったスローンでしたが、機器の日進月歩を実感します。『ファインキューブ E2』との大きな差は画質の鮮明さでしょう。天然歯根の形態、解剖学的骨形態のリアリティーさなど、圧倒的な画質の違いに驚きます。MB2の存在や形態、根尖性慢性歯周炎の状況や治療経過など克明に診断が可能です。歯周治療や再生療法時には、事前に骨欠損の状況を正確に把握することで、ボーングラフトなのか、GTRなのか、エムドゲインなのか、などその手技や使用する材料そのものが確定診断できるようになりました。また、上記のような手術後は12ヶ月~18ヶ月でリエントリーにより残存した歯周ポケットや浅い骨縁下欠損を除去することが一般的ですが、ケースによっては骨整形の必要がないこともあります。極力手術の回数を減らし、さらには適正なタイミングを図るためにもCT撮影は重要です。開業時から月に2回、矯正専門医による治療を行っておりセファロは必要不可欠な機器でした。セファロによる診断は矯正専門医だけではなく、私たちも行いそれぞれ専門の立場からディスカッションすることで、全顎単位の最良な治療へ導くことができると考えています。開業時セファロ付きパノラマから、現在ではCT・セファロ・パノラマが1台で撮影可能な『ファインキューブ E2』となりました。『ファインキューブ E2』はボリュームレンダリング(3D画像)にも定評があります。外科処置を伴う場合、患者さんの意志や要望が手技を大きく左右します。患者さんやそのご家族がきちんと現在の口腔状況を把握し、理解してくださるか、そしてその手技とリスクをどう選択されるのか、私たちは正しい情報を提供しなければなりません。そのためのツールとしてより正確な口腔状況を示すボリュームレンダリング画像が有効なのです。当院には多くの勤務医の先生もおりますので、若い頃からCTでの確定診断は診断能を上げ、より安全できちんとした治療を目指した歯科医師に成長していってくれると確信しています。ユーザーインタビュー●ファインキューブ E2 Finecube E2 Interviewパノラマ・CT・セファロ。あらゆる診断に活用できる『ファインキューブ E2』。院 長 夏堀礼二先生夏堀デンタルクリニック青森県八戸市開業CTは当院になくてはならない機器。根管治療・歯周治療から外科・矯正治療まで、さまざまな診断に。患者さんがイメージしやすいボリュームレンダリング画像。カウンセリングルームでは、健康・病的、術前・術後などボリュームレンダリング画像を用いながら、患者さんにインフォームドコンセントや啓発を行っている。コンパクト設計の『ファインキューブ E2』は、レントゲン室への設置が可能だった。