Dental Products News205

Dental Products News205 page 5/28

電子ブックを開く

このページは Dental Products News205 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Dental Products News205

CASE2初診:2013年8月28歳女性図7図8図9貧血で倒れて前歯を強打し、21亜脱臼及び歯牙破折で他院にて修復処置およびレジン固定をしていたが、CRで修復していた2のCRが脱離して来院。21の審美治療を希望された。図10術前のデンタルX線写真。2は失活しており、根尖に透過像がみられた。1はすでに根管治療がなされており、歯冠には多数のマイクロクラックの存在を確認した。また、歯根中央から根尖よりに水平的な歯根破折線を確認できた。図11ポスト部の根充剤を除去する。この場合、歯冠部残存歯質量によりポスト部の長さを決定する。メタルコアでもファイバーコアであっても、適切なフェルールの確保は重要である。図12ファイバーポストを試適し、必要なファイバーの部分を鉛筆でマーキングする。図13余剰部分のファイバーポストを口腔外で削合する。この時、ピンセットなどで把持する部分を残すことが操作上重要である。図14酸化アルミナパウダーを用いる前に他の歯に傷がつかないように保護する。酸化アルミナパウダー(27ミクロン)にて機械的歯面清掃を行う。この操作により、歯面に付着した汚染物質を除去することができ、接着力をより高めることができる。酸化アルミナパウダーが残らないようにPTCで用いる歯間ブラシやSUSブラシを用いて清掃する。図15図16図17ボンディング処置を行った後に、ルクサコアZ-デュアルをポスト底部から?入しながらゆっくりと引き上げていく。図18ファイバーポストを?入し光照射を行う。図19光照射が終了後、5分間放置し、形成を行う。図20歯肉圧排を行い、最終形成を行う。ファイバーコアセット後のデンタルX線写真。術後。ジルコニアクラウン装着時の状態。周囲の歯、歯肉との調和がはかられている。