Dental Products News205

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規制している内壁細いファイルに切り替える?エンド三角の把握今、近心頬側根管に#20トリプルファイルを、近心舌側根管に#20H型ファイルを、遠心根管に#25トリプルファイルを入れてコンピュレイを撮る。当然何もしないでいきなり挿入しているため、途中までしか入っていかないはずだ。実際にコンピュレイ画像を見ると、どの根管に入ったファイルも根尖から数mm手前で止まっている。どうしてこれ以上、入っていかないのだろう?多くの歯科医師は、#15、#10、#08などの細いファイルに切り替えれば簡単に入っていく、と考えている。確かに細いファイルに替えれば、先に届いてくれるが、入らない理由はもう一つある。入り口の規制している内壁があるために入らないという事実を、良く理解しなければならない。なにも根管内をいじらないときに、#20トリプルファイルを挿入すると、それぞれの根管の入り口部分でエンド三角の規制があるため、途中までしか入っていかない。そこで、エンド三角の量と位置を術前のコンピュレイ画像を見て良く把握しておくことが、その後の歯内療法を成功に導くかどうかを、決めることになるのである。図10後日クラウンを外す。図11クラウン除去後のコンピュレイ画像。図12術前時の作業長とエンド三角の把握。図13天蓋除去後の#36図14エンド三角除去に対応して、あらかじめ図15最初に手に取るパイロットファイルは近心頬側壁を除去しておく。# 2 0トリプルファイル。図16根管を触る前に、#20トリプルファイルがどこまで入っているかを見る。図17近心頬側根管に入れたファイルは、近心頬側内壁にそって入ってない。図18近心根管では近心頬側壁、近心舌側壁を削除してエンド三角に対応する。