Dental Products News205

Dental Products News205 page 24/28

電子ブックを開く

このページは Dental Products News205 の電子ブックに掲載されている24ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
Dental Products News205

D r.K OJIMA’S VoiceVol.26歯内療法を見せよう!1ー機械・器材を知り、うまく使った歯内療法ーパルプテスターとトリプルファイルを活用する。小嶋壽東京都中央区開業#36に痛みが出た症例噛むと違和感があったが、数日前かクラウンを除去したら、解ったこと後日クラウンを除去したら、7年前に最初に#20トリプルファイルがどこまで入っていくか?根管口が見えたら、最初に#20トリら痛み出したという主訴で来院。フルクラウンが入っているため、直視による診査はできず、パルプテスターで歯頸部歯質に細いチップを当て診査した。中心位の早期接触を診査すると、この歯に炎症傾向があることもあり、まさに早期接触があったため咬合調節をして、負担をかけないようにした。頬側歯頸部に直接覆髄したものが、今回歯髄炎を起こした原因であることが解った。マイクロモーターに増速コントラを付け、シャンファー形成用の先の丸いバーを付け毎分100,000回転で形成した歯の天蓋を除去した。この時、あらかじめ近心頬側内壁を意識して先に削除しておくことが肝要。プルファイルを根管内に挿入。ファイルを廻さず、グッと押し込むようにして入れていく。そこでコンピュレイを撮り、これからの方針を考える。今ファイルが途中までしか届かないのは、ファイルが太いからではなく、途中までしか行かせない、大きな規制している内壁がそこにあるからなのである。図1初診時の#36図2初診時のコンピュレイ画像図3パルプテスター◆パルプテスターの結果1回目近心頬側:20遠心頬側:802回目近心頬側:76遠心頬側:803回目近心頬側:51遠心頬側:80図4パルプテスターの結果。不可逆性の歯髄死の途中の段階だ。図57年前の#36の様子。近心歯頸部から深いカリエスがあった。図6当時露髄したが、処置して生活歯としてクラウンをかぶせた。図7中心位の早期接触を診る。図8応急処置として早期接触の除去も大切な図9初診時には、いらない干渉は除去しておく。ことだ。