Dental Products News205

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抜歯、歯周外科、再生療法、インプラント治療などの外科処置を行う際、私が一番注意していることは「痛みと腫れ」を極力出さないことである。不快症状を極力なくし、しかもスピード感を持って粘膜の治癒を促すことが、医院の信頼へとつながると確信している。この外科処置への強い味方として活用しているのがオペレーザーPROである。CO2レーザーの特長として、生体バリアー(ベラーク)を早期に獲得することで治癒促進が図れる。そのため当院では、インプラント埋入後の軟組織の治癒促進と形態修正、2次手術時のレーザーパンチアウト、抜歯即時埋入時および歯周組織再生療法時の骨移植材の保持にオペレーザーPROを活用する場が多い。また、インプラント周囲組織は、可動性の粘膜であることが多く、仮性ポケット内にバクテリアが侵入しやすい。そのため、万一トラブルとなったような場合、いかにインプラント周囲粘膜炎のタイミングで適切な処置ができるかが重要となる。今回、これら症例についてオペレーザーPROの活用法を紹介する。症例1:インプラント治療症例1-1症例1-2症例1-37 5は保存不可能であり、インプラント治療を計画した。7 5は抜歯即時、6は遅延埋入。縫合後。症例1-4症例1-5症例1-67日後。抜糸後、オペレーザー「蒸散モード」で表層を照射。同日。SUSブラシで表層部分をすべて取り除き、出血をさせる(このような状態でも患者の痛みはない)。抜糸から8日後。すでに軟組織は治癒している。症例1-7症例1-8症例1-9抜糸から2週間後。2次オペ時。アバットメント装着後。歯間部露出法のため、縫合は開放創である。抜糸(2次オペから1週間後)後、「蒸散モード」でレーザー照射後、SUSブラシをかけている。症例1-10症例1-11症例1-12抜糸後9日後。抜歯後3週間後。内縁上皮もきれいに治癒していることがわかる。最終補綴物装着時。