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歯科医院で電動歯ブラシを購入するメリットとは?牧江寿子歯科衛生士?奈良県生駒市木原歯科医院(院長木原敏裕先生)勤務ソニッケアーフレックスケアープラチナに新登場のインターケアーブラシを装着して使用してみると、歯間部に毛先が入り込む感触を従来のものより感じることができました。このインターケアーブラシは、歯面に直角(図3)に当てると黄緑色の毛束しか当たらず短い毛束が歯面に届かない状態になってしまいます。歯牙のコンタクトポイントに歯頸部側から45度に当てるトゥースピック法(図5)、歯冠側から歯頸部に向かって45度に当てるバス法(図6)のようにブラシに角度をつけるとすべての毛束を有効に使用することができます。図4のような歯根露出した叢生のある歯列はインターケアーブラシを選択したいと考えます。図7では、舌側の歯面にバス法の角度でブラシが歯列によくフィットしていることがわかります。また、矯正装置のブラケットの周囲(図8)にもインターケアーブラシは有効と考えます。図9のような歯根露出部分の摩耗が著明にみられるようなケースはセンシティブブラシを選択し、出力を「低」にして使用するようにお薦めします。家電店やネット販売で電動歯ブラシを簡単に購入できる時代に、歯科医院で電動歯ブラシを購入していただくということは歯科医院で購入するメリットがなくてはなりません。そのメリットとは電動歯ブラシを正しくより効率よく安全に使うための指導ではないでしょうか。ソニッケアーフレックスケアープラチナには歯ブラシが付属しておらず、3種類の大小の6本の中(図1・2)から患者さんの口腔内に合わせて購入時に選択していただくシステムになっています。6種類のブラシから9つの出力モードを個々の患者さんの口腔内に合わせて歯科衛生士に相談しながら選択できることは歯科医院販売ならではの良さではないでしょうか。図1図2図33種類のブラシヘッドで大小があり、患者さんに合った1本を6本の中から選ぶ。上から◎センシティブは、磨耗が著しい方に。◎ダイアモンドクリーンは、色素沈着の方に。◎インターケアーは、矯正治療中や叢生の方に。インターケアーブラシを歯面に直角に当てると緑白青の毛束は当たらず、黄緑の毛束のみが当たっている。ブラシを当てる角度付けが必要となる。図4図5図6叢生のある歯根露出した下顎前歯部は、インターケアーブラシの適応。コンタクトポイントに向かって45度に当てるトゥースピック法。歯頸部に向かって45度で当てるバス法。図7図8図9歯頸部に向かって45度に当てると舌側の叢生部にも毛先がフィット。インターケアーブラシは、矯正のブラケットの周辺にもよくフィットする。歯根露出し摩耗が激しい患者さんには、やわらかいセンシティブブラシを選択し出力を「低」にして使用する。