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ホームケアは毎日の事鈴木朋湖歯科衛生士/フリーランス“毎日続けている事”はたくさんありますが、同じように繰り返すのは難しい事も多いと思います。患者さんの口の中はそれぞれで、簡単にホームケアが叶う人は良いですが、テクニックを必要とする人・ツールが幾つも必要な人・・・は、“続ける”が途切れてしまう事もあるようです。不思議なもので、“途切れる時”は“全て投げ出す”になる人も多いように感じます。ホームケアを考える時、患者さんの口の中に合わせてツールを選び、“使い方のコツ”やどのタイミングでケアするのかをアドバイスするのですが、一緒に“続けられるように”という事を頭に置いているでしょうか。自分のための時間が少ない人・不器用な人・すぐ飽きてしまう人・無頓着な人・・・。これらの要素を考慮してコントロールレベルが大きく変化しないように“続ける”を勧めていく事が大切です。また、習慣化する事で、思わぬアクシデントや生活リズムが狂った時でも新たな疾病を招かない事が多いのです。症例174歳female神経性ヘルペスで腕が上手く使えない歯周組織にも問題があり、齲蝕も多く診られた。全顎的な治療を希望されていた。治療後メインテナンスも順調に受けられていたが、数年後、それが中断されてしまった。補綴治療をしている部位も多く、メインテナンスを促し続けたが、再度来院された時には支台歯は齲蝕で保存不可能な状態であった。抜歯となり、インプラント治療を行っている。インプラントに補綴治療と多くの治療を受けておられる事と年齢も考慮して、ホームケアには早くからソニッケアーを導入していた。あるとき神経性ヘルペスを患い、症状が強く出る時は腕が痛み肩が上がらず、思うように手を使えなくなってしまう時がある。図1図2図3初診全顎治療希望昭和54年治療終了時。メインテナンスが中断し再診時。症例238歳male歯周病と知ってはいたけれど図611年も前に歯周病と告げられ治療としてSRPを受けたが、その後その医院での検診もタイミングが合わず受けずに放置していた。わずかな違和感を覚えてはいたが、5年前に自覚症状が大きくではじめ、対応しようと自分で電動ブラシの使用を開始した。しかし、咬合痛や自発痛が出たので来院。仕事が忙しく自分の時間が少なく、以前にも歯周病の説明を受けていたのに無頓着だった。図7初診正面電動ブラシを力ずくで押し付け、歯頚部には少し毛先が当っているものの歯面/隣接部はプラークでいっぱい。右側と初診時右側レントゲン。SRP後正面図9図10図11染め出し時隣接部にプラーク残あり。毛先が隣接部に入るように角度を確認する。パワー1(低)で5秒間まだ隣接部には残っている。