Dental Products News203

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ユーザーインタビュー●ハピット定期管理予防を実現するためには「楽しい」という感情を持たせられるかが重要。大月晃先生大月歯科・おおつきっず/埼玉県富士見市開業国民が求めているものは予防。それこそが歯科への信頼につながる。国民が私たちに求めているのは「虫歯にならないようにしてください」この一点に尽きるようです。私は1994年に開業してで写真を撮ったり、ゲームをしたり、遊びの中から歯の情報を学べる『ハピット』は、まさに行動変容を起こさせる条件を整えていると思います。「通い続けてもらうこと」が最も重要。以来、口腔外科を中心に治療のスキルアップを目指してきましたが、国民が真に求めていることはホワイトニングや補綴・インプラント治療ではなく、「予防」であり、それこそが歯科が信頼され、国民に貢献できることであると気づき、このギャップを埋めるため、2009年成人の定期管理予防型医院への転換を行い、翌年には小児まで対象を拡げていきました。とはいえ、定期管理予防型医院への転換は、大きな変革です。まずは歯科衛生士を中心としたスタッフ全員に「どうして予防が重要なのか」、エビデンスと効果、手法などを理解してもらう必要がありました。そして患者さんにも「歯医者さん「おおつきっず」では、子どもが楽しめるよう内装や待合室も遊園地のような楽しい雰囲気。は痛くなってから行くところではなく虫歯にならないために行くところ」という意識改革を行い、「3ヶ月に1度通院する」という行動に変えてもらう必要があります。心理学では、習慣化された行動パターンを変える「行動変容」のためには2つの条件が必要だと言われています。「情報提供」と「感情」です。「楽しい」と感じるものに対して、人は行動をするものなのです。それを定期管理予防型の歯科医院に置き換えてみると、「楽しく」待合室予防管理型歯科で最も重要なことは「通い続ける」ということです。通い続けてさえいてくれれば、齲蝕予防はもちろん、口腔顔面の育成と矯正歯科介入の時期、筋機能の育成など、時期を的確に見極めることが可能であり、その時に合わせた歯科の情報提供やお母さん方とのコミュニケーションが可能となります。今後「歯科の観点からみる食育」「お母さん方への情報」「医院のスタッフ紹介」など、『ハピット』のコンテンツが充実していくほど、『ハピット』の役割は大きく、「通い続けてもらうための」大きなツールへと成長していくことでしょう。自分の顔が撮影できたり、画面に表示されるのがとても楽しいと、赤ちゃんも興味を持つようです。クイズに答えながらゲーム感覚で楽しむ『ハピット』は医院の人気者になっています。