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アイコンのそこが知りたい!QICON(アイコン)は、歯質を切削することなく初期脱灰に対する治療を実現する。&A杉山精一先生杉山歯科医院/千葉県八千代市開業初期う蝕病変に対しての新しい治療として注目されているInfiltration治療は2009年にドイツのDMG社から発売され、USA、南米、EU各国、アジアなど世界各国で使われるようになってきており、2013年春からようやく日本でも発売が開始された。Infiltration治療とはCaries infiltrationとは、初期う蝕病変の表層下脱灰のポーラス(空包)部位に、低粘性のレジンを浸透・硬化させて、酸に対して抵抗性を作ることにより、う蝕病変の進行を止める治療である。隣接面の初期う蝕病変は、バイトウイングエックス線検査で見つかることが多い。透過像がエナメル内にとどまる初期う蝕病変に対しては、カリエスリスクアセスメントを実施し、フッ化物の局所応用やセルフケアの向上などを行う、いわゆるリスクコントロールにより病変の進行を停止させる治療を実施して、経年的にバイトウイングエックス線検査で評価して対応するのが基本であった。実際の臨床では、カリエスリスクが高く、リスクの軽減が難しい場合や定期的な来院が見込めない患者さんに対して、隣接面の初期う蝕に対して効果的な治療方法がなかった。ICONは、歯質を切削することなく、初期脱灰に対する治療を実現します。QAアイコンの適応症例を教えてください。◎適応:う窩になっていない(エナメル質う窩も含む)初期脱灰●隣接面:エックス線診査でエナメル質内にとどまり、一部象牙質に進行しているが広がっていない場合●白濁(White spot)Q1エナメル質内にとどまる脱灰ICDASが可能にする患者中心のカリエスマネジメント//Xrayアイコンはここに該当する。Detection, Assessment, Diagnosis and Monitoring of Caries N.Pitts 2009 P130