Dental Products News203

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狭窄、湾曲、石灰化、さまざまな状態の根管が事前に診断できるようになった。寺内吉継先生CT&米国式根管治療センター/神奈川県大和市開業ユーザーインタビューファインキューブ「横から根管を診てみたい」そんな想いからCTを導入した常日頃から根管を「頬側からだけではなく近遠心側から診てみたい」「一方向からだけではなく3次元的に診たい」「湾曲を診たい」と思っていました。2004年その願いを実現したのがCBマーキュレイでした。当時、アメリカなど世界各国で講演させていただいた際、CTで3次元的に根管を撮影した症例はなく、「エンドで初めてCT診断をした」とインパクトを持って講演を聴いていただくことができました。そして現在、アメリカのエンド専門医にとってマイクロスコープとCTはもはや不可欠な機器となりました。ムシフトが起こったと実感します。歯科用CTは、当時は最新機器だったI.I.管を採用したCBマーキュレイから、フラットパネル方式が主流となり、多くの機種が発売される時代となりました。とはいえ、10年で大きな進歩があったのか?CTを入れ替えるほどのメリットがあるのか?と半信半疑であったことも事実でした。しかし多『ファインキューブ』はコンパクトで、画質の鮮明さ、操作性の高さから、導入を決めた。CT診断で根管治療は大きな変革を遂げたCT診断を行うことによって、事前に側枝の存在、根管がどの方向に、どの程度の湾曲度で曲がっているのかが明確に判ります。手探りで治療を進めるのと異なり、時間的な短縮、安全性の確保、治療計画と治療戦略、全ての治療方法にパラダイくの機種を検討した結果、画質の良さに定評のあった『ファインキューブ』を導入しました。『ファインキューブ』の良さは、高精細な画像です。ボクセルサイズやフラットパネルの感度、管球焦点など総合的な性能によって高精細な画像を得ることができます。『ファインキューブ』によってもたらされた画像は「石灰化した根管」「狭窄した根管」の程度や状況などが明確に判るようになりました。歯を残す歯科医師になりたい!当院にはセミナー室を完備しています。セミナーは治療の流れにそって実習を行っていただきますので、まず『ファインキューブ』での撮影が実習の一歩と言えます。根管形態を診ると、根管形態の複雑さや難易度が明確に診断でき、治療のアプローチなど実践に即した実習が行えます。益々、日本でもエンド専門医が増え、歯を残す歯科医師の地位向上のために貢献できればと考えています。セミナー室では、受講者が『ファインキューブ』画像で診断を行いながら実習できる環境を整えた。