Dental Products News203

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Dental Products News203

今秋、新しいチェアサイドミリングマシン「トロフィーカム」とデザインソフト「トロフィーリストア」をコアとする新規CAD/CAMシステム「トロフィーソリューションズ」が発売となる。特徴的なのが、患者から採得した印象を歯科用CBCTで読み込む「CT印象システム」を備えていることである。これは歯科用CBCTあり、既存のデバイスを流用しCAD/CAMシステムを構築できるのは大きな魅力である。また、デジタルデータは今まで通りトロフィーウィンドウズを中心に一元管理できるので利便性も高い。さらに今後、光学印象用カメラシステムも発売予定であり、様々なケースへの対応が期待できる。格とFOV(撮影範囲の大きさ)だけになりがちだと聞く。私見ではあるが、画質や操作性、また被曝線量など、もっと色々なところにこだわって選ぶべきではないかと考えている。また、その選択基準の一つにこのCAD/CAMシステムを加える価値は十分にあると考えている。今回は、その使用方法について解説する。図4図5図6反対側を参考に歯冠形態をデザインするため、全顎印象が必要となる。バイト印象はこのように採得する。上顎と下顎、またバイトがすべて同時に採得出来る。図10図11図12通常バイトフォークを装着する部分に専用トレーをセットし、このような状態でCBCTに読み込ま図16あくまで印象材の撮影をするのであり、患者を撮影するわけではない。もちろん患者への余計な被曝の心配も不要である。図17バイト印象も全顎印象と同じように読み込ませる。図18アンダーカットがあるとこのように表示される(他ケース)。図22歯冠形態の調整画面。様々な調整が可能である。図23削り出す補綴物の大きさに応じて必要なブロックの大きさが指示される。ここまで来れば、あとは削り出すだけである。図24シリコンポイントとペーストを用いて研磨した状態。削り上がりの表面がスムースなので、研磨も非常に楽である。支台歯にセットした状態。検証時はソフトがベータ版だったため、精度にはばらつきがあった。ただ画像のような適合精度も出せた(クラウン内面の調整のみでマージン調整は一切行っていない)。今後のバージョンアップに