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小児歯科における歯科用CTトロフィーパンプロを用いた診査・診断小児歯科領域でのコーンビームCTの活用石井佳子旭山小児歯科/北海道札幌市開業図1図2図3レントゲン室:2012年5月にトロフィーパンプロを導入し、小児歯科領域での診断・治療に活用しています。モニター3台:ネットに?げた1台にクラウドに保管した患者様の情報を表示し、残り2台にパノラマとCT画像を表示しています。クライアント:すべてのモニターはタッチ機能を有し、サーバーと同じ画像を表示し、診療に使っています。症例1初診8歳2ヵ月男児1の反対咬合を主訴に来院。パノラマでは、上顎正中付近に埋伏過剰歯が認められます。CT画像から、埋伏過剰歯は3本あり12の萌出を妨げていることがわかります。そのうえ、反対咬合の1よりさらに口蓋側に、212が位置していることもわかります。矯正治療前に、過剰歯3本と、A Bを抜歯しましたが、6週間後には、1の被蓋が自然に改善していました。6ヵ月後には、22図4図5のスぺ―ス不足はあるものの、1は膨隆の状態から見ると、かなり唇側に移動しています。埋伏過剰歯の抜歯の際、CT画像により、手術前に過剰歯の位置や深さを的確に把握し、術中のトラブルを最小限に抑えることができ、安心・安全な治療へとつながります。図61の反対咬合を主訴に来院。パノラマで、上顎正中付近に複数の過剰歯の埋伏が認められます。CTの3D画像で、過剰歯の埋伏の状態が詳細に把握できます。図7図8図9埋伏位置が浅かったため、ほとんど骨削なしで過剰歯を抜歯し、同時にA Bも抜歯。6週間後、1の被蓋が自然に改善しました。6ヵ月後、1の膨隆からみて、かなり唇側に移動してきました。