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4アブフラクション(abfraction)歯に加わった外力により、外力の作用部位から離れた部位に生じるエナメル質や象牙質の欠損。2、酸蝕の原因1「内因性酸蝕症」頻繁に繰り返す嘔吐、胃食道逆流症(GERD)で強酸である胃液が口腔内で歯を溶かすこと。所見―上顎前歯、臼歯部口蓋側にエナメル質の欠損。2「外因性酸蝕症」頻繁に繰り返す酸性食品の摂取により歯を溶かすこと。所見―食品が触れやすい上下顎前歯唇側面、臼歯咬合面にエナメル質の欠損。3、酸蝕症予防と保護「内因性酸蝕症」-嘔吐で歯が強酸にさらされた場合は食後すぐの歯磨きはさけて頂き、できるだけ食後の会話で唾液量の分泌を促進する。歯ブラシはソフトタイプで丁寧に。「外因性酸蝕症」-酸性食品の摂取の頻度、量の改善を図る。健康食品と表示されてはいても注意を要す。症例を通して考察し、その予防と治療法を紹介します。columnある朝のテレビ放送「いまどきの水」は何と炭酸水・・・女子は入浴剤や飲み水に「シュワシュワ」を選び、ハイボールかフルーツジュースの炭酸割りを好むとのこと。心の疲労回復になるとも。しかしこれも歯を溶かす一因になりうるのか?原稿のキーボードを叩きながら私はハイボールを飲んでいる。さらに〆切はすでにすぎているからクレンチングも当然。だから歯科衛生士の口腔衛生指導やメインテナンスも多様化すること覚悟のこと。症例2図4197●年生女性初診時専業主婦、後に営業職◎主訴:審美性の回復(メタルアレルギー)。本人が理想とする歯の色と形態を歯科医師に伝えたいとのことで数年間集めた「芸能人の口元写真」を数枚持参される。図4:初診時口腔内写真。歯ブラシにこだわり、ホワイトニング効果のある歯磨剤を使用しブラッシングに時間をかけているとのこと。オーバ―ブラッシングを感じる。図5:治療終了時口腔内写真。この時点では食生活は安定されバランスのとれた家庭食。就職してからストレスを感じるようになりアルコールが増えたとのこと。図6:歯周基本治療後歯肉マージンを外科治療で整えた後に上顎前歯ラミネートべニアで治療を行う。図7:炭酸水とスパークリングワインを毎晩多量に飲み、すぐに長い時間ブラッシングをする。口蓋側エナメル質に酸によると考えるtooth wearを認める。唾液による再石灰化促進(食後30分はなるべく会話を楽しみ)歯ブラシは柔らかいもので丁寧にさらにピュリフレッシュドスリカルケアを薦める。図5図6図7殺菌レベルのPhをもつ抗菌力に優れたオーラルリンス一般的にはPh12の環境では口腔内常在菌はほぼ除菌できると考えられる医薬用殺菌成分に頼らない除菌効果ドスリカルケアの特長は、医薬用殺菌成分を含まない。ミネラル由来の強アルカリのため安全性が高い。カルシウム、ケイ素、微量の金を含有し、優れた口腔内の除菌、衛生保持を期待できる。●ミネラル由来の平均Ph12を実現する。●口腔内に残留しても、Ph13以上を示さないカチオンPhを実現。●成分は天然のサンゴ末カルシウム、地下水由来のケイ素、食品添加物の金コロイド、のみ。唾液の働きを阻害しない、食品にも応用されている健康的なアルカリ環境を実現。除菌作用はもちろん「アルカリ水」のもつ良さはそのままに、口腔内酸化物質と反応して即座にPhは中性へ変化。