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ピュリフレッシュドスリカルケアの活用歯科衛生士が診る!知る!守れる?酸蝕歯安生朝子歯科衛生士?藤橋歯科医院勤務近年「歯が溶けている人」が多いことが気になります。その方々の多くは装いや持ち物も神ていると想像せざるを得ない症例を通してその摩耗の特徴と、生活習慣を再考します。歯のエナメル質や象牙質に発生する慢性損傷経質なほどにキレイ好きであり、もちろん口腔1、Toothwearの鑑別2摩耗(abrasion)衛生状態も良好です。交感神経優位型で緊張された方が多いような気がするのですが・。本稿ではオーバーブラッシングが原因であるとみられる歯の摩耗は除外し、酸が関与し歯が減ること「Tooth wear」はその原因と病態ごとに鑑別診断がされます。1咬耗(attrition)歯と歯または歯と食物の過剰な接触により、異常な機械的作用により生じた表在性の歯質摩耗3酸蝕(erosion)細菌の関与のない酸による歯の化学的損傷。症例1図1ー図3197●年生女性販売員◎主訴:#26インレー脱離を再装着希望で持参される。上顎口蓋側と前歯のエナメル質は失われ象牙質が露出している部位も多くみられる。図2:主訴である#26の口蓋側のエナメル質は溶けてなくなり、インレーと歯には大きな段差が生じている。応急処置後に基本治療の一環として慎重に医療面接を行う。太りたくないことを理由に食後嘔吐後すぐに歯磨き。夜は食事なし。ビールの飲料量が多くそのまま就寝してしまうこともあるとのこと。図1:「内因性酸蝕症」と考えた。図3:治療終了時口腔内食生活の改善と歯科治療でメインテナンスに入るも近年また太り始めたからとの悩みで嘔吐を始める。