Dental Products News202

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先入観ではなく考え方を変えよう!ここで先入観を捨て、全く違う考え方でやってみる。根管口に#20トリプルファイルを入れると、湾曲の途中までは必ず届くはずである。どうしてここまでしか入らないかというと、入り口の規制している内壁があるからだ、と解ってもらいたい。ファイルを先に進める前に、規制している壁を削除すると、スッと根尖まで届いてしまう。入り口の規制している壁を取る最初に入れた#20トリプルファイルが途中までしか入っていないとき、コンピュレイでⅩ線を撮ったら、入り口で強く規制している内壁があることが、良く解るだろう。これがエンド三角なのである。オリフィスオープナーの0.10または0.12テーパーを毎分250回転以下で入るところまで使い、TKロングバーでエンド三角を削る。ほとんど#20トリプルファイルで充分根尖に届くエンド三角が削除された後は、根管内の規制する壁が除かれて直線の長さが根尖方向へ伸びていく。そのため大臼歯の根管でさえも、多くの根管で#20が根尖まで届いてくれる。まれに根尖まであと1~2mmの所で、グッと入れても入らないときは、この時こそ#15トリプルファイルを使えば、簡単に根尖まで穿通させることができる。図10近心頬側根管の根管長測定(根尖を抜けないファイルで測定)。図11近心舌側根管の根管長測定。図12必ずコンピュレイを撮り、作業長のダブルチェック。図13だぶって映る近心舌側根管には、H型ファイルを入れて撮る。図14あとはK3、TFファイル、K3XFなどで根尖付近の規格形成。図15三根管にK3で根尖付近の規格形成をした様子。図16根管洗浄と象牙質全体消毒をして、良くなったら根管充塞。図17パックマックの先にオブチュレーションガッターを付け、4000回転で操作する。図18根管充塞後の様子をコンピュレイで確認。